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延長Vゴールで横浜FMアグ吼えた!! 2夜連続の決勝敗北も…“3度目の正直”でグローバルPO出場権獲得

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横浜FMのアグがグローバルプレーオフ出場権を獲得

 『FIFA 22』で争うeJリーグは30日、FUTチャンピオンカップのルーザーズ(敗者復活)トーナメントを行い、横浜F・マリノスのアグがeワールドカップにつながるグローバルプレーオフ決定戦への出場権を獲得した。前日のクラブチャンピオンカップ、この日のウィナーズ決定戦ではいずれも決勝戦で敗北。それでも延長Vゴールにもつれ込んだ決定戦で、前回王者の川崎フロンターレのジェイを3-2で下した。

 FUTチャンピオンカップは、ゲーム内コインやパックで選手を獲得しながら戦う名物モード『Ultimate Team』のチームによる大会。各プレイヤーは普段から地道に作り上げてきた“究極のチーム”を持ち寄り、グローバルプレーオフ出場権の2枠を争った。

 今大会では2021年の年間ベスト11を称える特殊カード『TOTY(Team Of The Year)』の使用が全世界のグローバルプレーオフ予選で初めて解禁。選手たちは①アイコン選手もしくはTOTY選手は1人まで、②その他の選手は制限なし、③GKは制限の対象外、④制限はスタメン・サブも対象という大会ルールに従い、スカッドを構築して臨んだ。

 1敗同士で迎えたルーザーズの代表決定戦は、ウィナーズ決勝戦で鹿島アントラーズのナスリに敗れたアグと、ルーザーズ準決勝でアビスパ福岡のエビプールに競り勝ったジェイによるe日本代表対決。奇しくもアグが2-1で勝利したウィナーズ準決勝と同カードとなった。

 ホームアンドアウェーの第1戦は互いに出方をうかがいあう立ち上がり。一発のキーパスを出すべくボールを保持しながら守備陣との駆け引きを繰り広げるが、ともにソツのないカーソルチェンジで最終ラインが乱れない。そのまま45分間が終了。いずれも決定的なシュートのないまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 試合が動いたのは後半12分、アグが先手を取った。右サイドのやや引いた位置でパスを受けたFWキリアン・ムバッペ(92/TOTW)が右サイドにフライスルーパスを送ると、DFジョアン・カンセロ(90/ヘッドライナー)が鋭いターンで局面を打開。左足でファーサイドにハイクロスを送り、FWズラタン・イブラヒモビッチ(91/WW)が高い打点のヘッドで突き刺した。

 それでもジェイも譲らない。後半33分、右サイドをFWリオネル・メッシ(94/TOTW)が打開し、DFアマリ・トラオレ(87/ECL)のクロスはFWネイマール(91/ゴールド)が競り負けたが、こぼれ球にMFセコ・フォファナ(88/ヘッドライナー)が競り勝ったボールにイブラヒモビッチ(91/WW)が右足一閃。ミドルレンジからの強烈なボレーシュートが突き刺さり、同点に追いついた。

 このまま第1試合は終わるかと思われたが、最後にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム1分、ジェイはDFチアゴ・ジャロ(85/CLTOTT)のロングフィードを右サイド深くにロングフィードを送ると、FWロナウド(94/ミドルアイコン)がオフサイドギリギリで突破。鋭いアーリークロスからイブラヒモビッチがハーフボレーで決め、ジェイが逆転に成功した。

 第2戦はアグが攻勢を仕掛け、動きの多い展開に。前半15分、アグはMFケビン・デ・ブライネ(93/SS)のボール奪取からムバッペがフライスルーパスを送り、FWロナウド(96/プライムアイコン)が最終ラインを突破。だが、ジェイはDFマルキーニョス(89/TOTW)が後方からのタックルでなんとか防ぎ、デ・ブライネのFKも外れてピンチを脱した。

 それでも前半31分、アグが右CKのチャンスから先制。デ・ブライネがニアサイドにハイボールを送ると、絶妙なタイミングでジャンプしたイブラヒモビッチがタイミングフィニッシュによるヘディングでネットを揺らした。これで2試合合計スコアは2-2。その後は第1戦の立ち上がり同様に再び拮抗した展開となり、勝負はゴールデンゴール方式の延長戦(第3試合)に持ち込まれた。

 試合が動いたのは第3試合の後半15分だった。アグは右サイドを攻めたメッシからのフライスルーパスサイドからのクロスがイブラヒモビッチに入ると、最初のシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(96/TOTY)に阻まれたが、こぼれ球にいち早く反応。最後はゴール前に落ちたボールをワンタッチで押し込んだ。

 延長Vゴールでアグの勝利が決定。大きく吼えたアグは「これ負けたら一生eJリーグに出られないと思っていた。この大会にかける思いが強かったのでマジでうれしい」と喜びを爆発させた。一方、敗れたジェイに思いを寄せたアグは「総合的な強さで見るなら圧倒的にジェイ。守備から攻撃、テクニックも含めてジェイが一番だと思っている。今回勝てたので良かった」としみじみと語った。

 敗れたジェイは「楽しかった。アグさんの気合いが最終的に勝った。この状況下でオフラインでやれたのが本当にありがたいことだった。最終試合でこんなにも釣れてもつれて、長時間をさらに長時間にしてしまって申し訳なかったけど、開催できて良かった」とすっきりとした表情。「大会はいろいろあるのでまたリベンジしたい」と意気込みを語った。

<先発メンバー>
[ジェイ]
GKジャンルイジ・ドンナルンマ(96/TOTY)
DFテオ・エルナンデス(87/TOTW)
DFマルキーニョス(89/TOTW)
DFチアゴ・ジャロ(85/CLTOTT)
DFアマリ・トラオレ(87/ECL)
MFセコ・フォファナ(88/ヘッドライナー)
MFルーカス・パケタ(88/PM)
FWネイマール(91/ゴールドレア)
FWリオネル・メッシ(94/TOTW)
FWズラタン・イブラヒモビッチ(91/WW)
FWロナウド(94/ミドルアイコン)

[アグ]
GKピーター・シュマイケル(92/プライムアイコン)
DFテオ・エルナンデス(87/TOTW)
DFラファエル・バラン(92/フラッシュバック)
DFアントニオ・リュディガー(90/TOTY特別賞)
DFジョアン・カンセロ(90/ヘッドライナー)
MFエンゴロ・カンテ(92/TOTW)
MFケビン・デ・ブライネ(93/SS)
FWキリアン・ムバッペ(92/TOTW)
FWズラタン・イブラヒモビッチ(91/WW)
FWロナウド(96/プライムアイコン)
FWリオネル・メッシ(94/FUTチャンピオンズ)

▽ルーザーズトーナメント結果
[1回戦]
マイキー(大分) 3-5 あつや(柏)
エビプール(福岡) 5-3 にょにょ(清水)

[2回戦]
あつや(柏) 1-7 エビプール(福岡)
ジェイ(川崎F) 5-1 スレッジ(湘南)

[準決勝]
ジェイ(川崎F) 4-3 エビプール(福岡)

[決勝]
ジェイ(川崎F) 2ex3 アグ(横浜FM)

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