ユベントスとイタリア代表の間に緊張が漂っているという。クラブがDFレオナルド・ボヌッチを代表に派遣しないというのだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じた。

　イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は16日、EURO2016を前に今週から始まる合宿に向け、28名の招集メンバーを発表した。ただし、今週末に国内カップ戦決勝を率いる選手たちは選出されていない。唯一の例外が、21日に行われるコッパ・イタリア決勝で出場停止のボヌッチだ。

　ところが、『ガゼッタ』や『トゥットスポルト』によると、ユベントスはボヌッチを代表に派遣しないという。合宿はFIFAのカレンダーに含まれておらず、クラブに派遣義務はない。チームが公式戦、それもタイトルが懸かる一戦を控えていることで、ユーベはボヌッチを残す考えだそうだ。

　コンテ監督は合宿実施のための招集や合宿の日程、コッパ決勝の開催日時など、さまざまなテーマでクラブと衝突してきた。古巣のユーベもそれは例外ではない。指揮官は以前から代表への助けが足りないと不満を漏らしており、これがクラブチーム復帰希望につながったとみられている。コンテ監督は来季からチェルシーを率いる。

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