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デシャン、初出場の小国アイスランドを警戒「偶然勝ち上がったわけではない」

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 フランス代表のディディエ・デシャン監督は快進撃を続けるアイスランド代表を警戒している。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 フランスは3日、EURO2016準々決勝でアイスランドと対戦する。ここまでアイスランドとは11試合で8勝3分と負けなしだが、この試合ではMFエンゴロ・カンテとDFアディル・ラミが出場停止。開催国といえど、調子の上がらないフランスにとっては厳しい戦いが予想される。

 対する初出場のアイスランドは1勝2分の無敗でポルトガルらと同居のグループFを2位突破。初の決勝トーナメント進出を決めると、6月27日のイングランド戦で先制されながらも一気の逆転で、人口わずか33万人ほどの小さな国のアイスランドが、フットボール発祥の地であるイングランドを倒す波乱を起こしてみせた。

 デシャン監督は「アイスランドは偶然ここまで勝ち上がってきたわけではない。それだけの戦いをしてきたからであり、それだけのクオリティーを持っているからだ。35~40メートルのロングスローは、彼らにとってFKのようなものだ。しっかりとつなぎ、流れの中からチャンスを作ることもできる相手だ。アイスランドはイングランドを倒すに値するチームで、クオリティーの高いプレーで勝利を収めている」と警戒している。

「立ち上がりの内容が良くても、次第に悪くなっていくチームは何度も見ている。これまでの我々がそうだったように、その逆になるようにしたい。流れが良くないと判断すれば、私は手を打つ。前回の試合で、35分からキングスレイ・コマンにウォームアップを命じたようにね」

 最新FIFAランキング17位のフランスが、同34位のアイスランドの快進撃を止めるか。試合は日本時間4日の午前4時キックオフを予定している。

●EURO2016特設ページ

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