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シェフチェンコが将来的なミラン復帰に意欲「いつかはクラブチームの指揮を執りたい」

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ウクライナ代表指揮官のアンドリー・シェフチェンコ

 ウクライナ代表指揮官のアンドリー・シェフチェンコが31日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラジオ・アンキオ・スポルト」に出演し、古巣のミランやインテル指揮官アントニオ・コンテについて語った。

 ウクライナ代表監督として、今夏のEURO2020への出場を決めているシェフチェンコが、今シーズンのセリエAで2位と好成績を収めたミランに賛辞を贈った。また、かつて“ウクライナの矢”と呼ばれて人気を博した元ミランのスターは、将来的な古巣復帰に意欲を示した。

「ミランはユベントスやトリノ、アタランタを倒すなど、今シーズン終盤の主役になった。リーグ戦で最も調子が良いチームだったと思う。あらゆる目標を達成したね。これから偉大な舞台であるチャンピオンズリーグ出場へ向けて準備をしなければならない。私が将来、ミランの指揮官に? 現在はウクライナ代表でのプロジェクトで非常に忙しい。友人のマウロ・タソッティとともに良い仕事をし、EURO2020では重要な成績を収められるよう目指している。しかし、いつかはクラブチームの指導をしてみたいと思っているよ。まさにそれがミランだったら素敵だね」

 続いてシェフチェンコは、今シーズン限りでミランを退団することになる22歳の若き守護神ジャンルイジ・ドンナルンマに言及。「誰もが自由意志で選択できる。彼は若く、キャリアの序盤にある。しかし私の考えでは、結果を残せるまでチームに残留し、その後で移籍しても良かったように思う」と述べた。

 また今年40歳を迎えるFWズラタン・イブラヒモビッチにも触れ、「彼は素晴らしいロッカールームのリーダーになった。リーグ戦でプレーした試合においては、決定的な役割を果たした」と称えた。続けて「もちろん若手選手の成長を促せる選手だし、ピッチにふさわしい姿勢で臨み、クオリティを示してくれる。彼はチームのリーダーになったと言える」と語った。

 最後に元ミランFWは、インテル指揮官コンテについて言及。インテルに11年ぶりのスクデットをもたらしたものの、今シーズン限りで指揮官を退任する意向を示していることについて、持論を展開した。

「コンテは自分自身が何を求めているかを理解しているはずだ。インテルを去ったのであれば、おそらく何か別のことを探し求めているからチームを離れたのだろう。彼は素晴らしいリーグ戦を見せてくれた。日を追うごとにカルチョを作り上げ、圧倒的な勝利を収めた。これから自由に自身の選択をするはずだ」

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