フィンランド代表のマルック・カネルバ監督は、試合前の選手たちの行動を称えた。

　16日に行われたEURO2020グループB第2節でフィンランドはロシアと対戦。前節に初出場ながら初勝利を挙げたものの、敵地でロシアに0-1と屈したフィンランドだが、キックオフ前のウォームアップ中の行動は注目を集めた。

　デンマークMFクリスティアン・エリクセンが試合中に突如倒れ、大騒動となった12日の初戦でプレーしたフィンランドの選手たちは、ロシアとの試合前に「Get Well Christian!(良くなって、クリスティアン!)」と綴られた白のTシャツを着用していた。

　試合後の会見でカネルバ監督は、ロシアに敗れたものの、選手たちを称えて「キャプテンたちと話し合いを行った。彼らが提案し、その考えに賛同した。この件を許可してくれた責任のある人たちに感謝している。この行為は選手たちの本質を物語っている」と語った。

　また、この一戦については「良く守り、前に出ていた。デンマーク戦よりも良くなっていた。得点こそ挙げられなかったが、何本かのシュートがわずかに外れたりと良い場面があった。本当に均衡した試合だった」と満足を示している。

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