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イタリア代表主将キエッリーニはEURO優勝に涙「何としても勝ちたかったんだ」

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喜びを爆発させるDFジョルジョ・キエッリーニ(左)

[7.11 EURO決勝 イタリア1-1(PK3-2)イングランド ウェンブリー]

 ロシアW杯予選敗退という衝撃から4年。チーム建て直しを図ったイタリア代表は、欧州の頂点に到達した。36歳DFジョルジョ・キエッリーニは年齢を感じさせないプレーを連発。諦めない姿勢で、相手の攻撃を封じた。

 前半2分に失点を喫したイタリアだが、後半22分に追いつく。右CKからキエッリーニはPA内でつぶれ、MFマルコ・ベッラッティが頭で押し込む。相手GKに阻まれるも、最後はDFレオナルド・ボヌッチが押し込んだ。試合は1-1のまま延長戦へ。延長前半6分には自陣内でピンチに陥るも、キエッリーニは倒れ込みながら足を伸ばしてカット。相手の決定機を諦めない姿勢で防いでみせた。

 PK戦ではキッカーを務めはしなかったものの、後方でチームメイトと肩を組みながら見守る。相手には狡猾なキャプテンは、味方を支え続け、いつでも笑みを見せていた。しかし優勝決定後には、初めてその表情が崩れる。長い戦いが終わり、目からは涙がこぼれていた。

 イタリア『RAI Sport』は、試合後のキエッリーニのインタビューを紹介。「勝利は当然の結果。開幕からずっと言っていたけど、私たちはそれに値する。イタリア全体が値する」と喜びを語った。

「信じられないような感動があった。3年間、このチームに参加してくれたみんなに感謝しているし、家から応援している選手にも捧げたい」

「重要なのは、常にフットボールをすること。そして楽しむことだった。開始2分で失点したが、その後は試合を支配した。何としても勝ちたかったんだ」

「こうやって勝つことができて嬉しい。みんなとても幸せだ。明日、イタリアのみんなと一緒にお祝いするのが待ち遠しいよ」

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