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EURO2024はキャプテンのみ主審に抗議可…ボール内蔵センサーはオフサイド以外にも活用か

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UEFAが各監督に説明

 欧州サッカー連盟(UEFA)は8日、EURO(欧州選手権)2024に参加するチームの監督を集めた会議を開いた。レフェリングに関する説明が行われ、主審がキャプテンに判定を説明する義務があることなどが示されたようだ。

 UEFAは公式サイトを通じ、ロベルト・ロセッティ審判委員長が各国の監督に対して「選手の受け入れがたい振る舞いは審判員にとって問題だ。選手はあなたたちに続いて行動するため、監督が冷静であれば選手はもっと冷静になる」と紳士的な対応を求めたことを伝えている。

 スペイン紙の『マルカ』によると、審判員に対して抗議できる選手はキャプテンだけだと示された模様。選手に制限をかける形になる一方、キャプテンが過剰な抗議をしない場合、主審は同選手に判定を説明する義務を有するという。またこれらは審判員を取り囲む行為を抑制することも目的となっているため、複数の選手が主審に近づいたとしても主審はキャプテンにのみ対応。余計な抗議でカードを貰わないためにも、チームはこの原則を理解した上で試合に臨む必要がありそうだ。

 加えて今大会のボールには、選手の接触を慣性によって認知するモーションセンサーが内蔵される。このセンサーを用いた半自動オフサイドテクノロジーが導入されたW杯ではオフサイドのVARチェックが短縮化されていたが、UEFAは「オフサイド、ハンドの反則、PK」と対象事象を拡大して説明している。今大会ではオフサイドだけでなく、ボールが手や腕に当たったかどうか、選手がボールに触れずに相手選手にタックルしたのかどうかなども自動的に判別される可能性が出ている。

●EURO2024特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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