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[Fリーグ]名古屋FP森岡薫の帰化が承認される

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 Fリーグの名古屋オーシャンズは2日、同クラブに所属するFP森岡薫の帰化申請が認められたことを発表した。森岡はFリーグ2007とFリーグ2011で2度のMVPに輝いたことのある唯一の選手だ。

 森岡はペルー生まれの日系3世で、12歳のときに来日。その後、21歳でフットサルを始め、国内で最もレベルの高かった関東リーグのブラックショーツやファイルフォックスでプレーした。06年には名古屋の前身である大洋薬品/BANFFに加入し、チームの得点源として活躍してきた。

 その活躍は世界にも広く知られるようになり、08年のブラジルW杯予選直前には、ペルー代表に招集される。約1か月間、行われた代表候補合宿に参加し、力を認められた森岡だが、自身は日本国籍を取得し、日本代表に入るという想いを強くしていたため、招集を辞退してきた。

 吉報が届いたのは2日だった。これで11月に行われるタイW杯を戦う日本代表入りへの障害もなくなった。ミゲル・ロドリゴ代表監督も、常に森岡の動向には気を駆けており、29日に行われたFリーグの浦安戦後にも「申請はどうなっているんだ?」と森岡に尋ねていた。

 念願の帰化が認められた森岡は、「嬉しくて仕方がありません。名古屋に来てから、2度申請を断られて、6年くらいかかっていたので」と、喜びを語っている。浦安戦後には「今年のW杯に限らず、引退するまでには日本代表のユニフォームを着てプレーしたい」と語っていたが、33歳で迎える「最初で最後になるW杯」にも間に合うこととなった。

 3日にクラブから発表されたリリースによると、森岡は5日に行われる第7節神戸戦より日本国籍として試合へ出場する。また、クラブの広報を通じて「日本国へ帰化する事ができ、最高に嬉しいです!! ずっと追いかけてきた目標だったので、それが現実になり、本当に嬉しく思います。今後は、新たな目標へ向け頑張って行きたいと思いますので変わらないご声援をどうぞ宜しくお願いいたします」とコメントを発表している。

以下、クラブ発表の選手プロフィール

背番号:9
選手名:森岡 薫(Morioka kaoru)
生年月日:1979年4月7日(33歳)
出身地:ペルー
国籍:日本

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