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[OAC]計14点を取り合った一戦は、湘南が浦安を下して初の4強入り

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 オーシャンアリーナ杯2012は24日に第2日目の4試合を行い、第3試合では湘南ベルマーレ(Fリーグ)バルドラール浦安と対戦した。残り10分までリードをしていた浦安だったが、そこから湘南に5点を許して逆転される。両チームが派手に点を取り合った一戦は、8-6で湘南が勝利。チーム史上初のベスト4進出を決めた。

 試合が動いたのは前半9分だった。湘南はFP鍛代元気が倒されてFKを得ると、これをFPボラが直接決めて先制する。しかし、前半11分に湘南は、早くも6つ目のファウルをおかしてしまい、浦安に第2PKを与える。これをFP稲葉洸太郎に決められて試合は振り出しに戻る。その後、ボラ、稲葉が個人技から1点ずつを加えて2-2で迎えた前半15分、湘南はボラのドリブルからの速攻を見せると、最後は横パスを受けたFP岸本武志が今季初ゴールを決める。3-2と湘南がリードして前半を折り返す。

 後半に入り、浦安は4分にFKを得るとFP星翔太の蹴ったボールをゴール前でFP高橋健介がヒールで合わせ、同点に追い付く。その3分後にはミスター浦安ことFP岩本昌樹が稲葉からのパスを受け、3試合連続となるゴールを挙げて4-3と試合をひっくり返した。

 ここから湘南のゴールラッシュが始まる。後半9分、FP小野大輔のシュートがDFに当たったところにFP鍛代元気が詰めて4-4とする。その直後にも鍛代は浦安GK藤原潤の判断ミスを逃さずにゴールネットを揺らし、一気に逆転に成功した。浦安もパワープレーで反撃に出ようとするが、逆に湘南がFP市原誉昭が無人のゴールにシュートを決める。さらに市原のパスからボラがハットトリックとなるゴールを決めて、湘南が一気に3点差に広げた。

 浦安もパワープレーからFP中島孝が2点を返し追い上げたが、湘南もカウンターからFP安藤良平が得点を挙げる。壮絶な点の取り合いとなった一戦は、8-6で湘南が勝利し、5大会目にして初の4強進出を決めた。25日の準決勝で、湘南は大会2連覇中の名古屋と対戦する。

第3試合
湘南ベルマーレ8-6(前半3-2) バルドラール浦安
[湘]ボラ3(9分、11分、36分)、岸本武志(15分)、鍛代元気2(30分、30分)、市原誉昭(35分),安藤良平(40分)
[浦]稲葉洸太郎2(11分、14分)、高橋健介(24分)、岩本昌樹(27分)、中島孝(38分、40分)

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