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[OAC]3連覇を目指す名古屋がフウガすみだに4-2で競り勝つ

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 オーシャンアリーナ杯2012は24日に第2日目の4試合を行い、第4試合では大会3連覇を目指す名古屋オーシャンズが、関東1部リーグのフウガすみだと対戦した。2009年のフットサル全日本選手権決勝でも実現した同カード、そのときはフウガすみだ(当時フウガ目黒)が6-4で勝利しており、再びジャイアントキリングが起きるかと注目を集めた。しかし、今回はFリーグの絶対王者が譲らずに4-2で勝利を収めている。

 負傷者も多い名古屋は、この試合の登録メンバーは11人のみ。8月3日にFP森岡薫が日本国籍を取得できたことから実現した、FP北原亘、FPラファエル・サカイ、FPリカルジーニョ、FP森岡薫というスターティング5で試合に臨んだ。しかし、Fリーグ準加盟チームのフウガすみだは、そんな名古屋に真っ向勝負を挑んだ。開始24秒でFP太見寿人の折り返しに、FP宮崎暁が合わせようとするが、わずかに合わず。その後も前線からプレスをかける普段通りの戦い方で、チャンスをつくっていった。

 それでも前半5分に先制したのは、やはり名古屋だった。森岡のパスからラファエル・サカイがシュートを決め、名古屋が先制する。その5分後にも名古屋は、森岡が強烈なミドルシュートをゴールに叩き込み、2-0とリードを広げた。前半17分にはフウガすみだの太見が強烈なシュートを放ったが、ポストに嫌われて得点を挙げられない。逆に名古屋はリカルジーニョが個人能力の高さを見せつけてシュートを放つと、最後はFP吉川智貴がゴールを決め、3-0として前半を終える。

 後半に入ると、フウガすみだが反撃に出る。7分にFP諸江剣語、FP金川武司とパスがつながり、ゴール前にラストパス。そこに走り込んだ太見が合わせたが、ボールはクロスバーを叩いてしまう。その後も好機をつくるフウガすみだは、後半8分に宮崎が太見とのワンツーから1点を返す。同11分には名古屋の北原に自陣からのドリブルをシュートにつなげられたが、ボールはポストに当たる。このピンチを凌いだフウガすみだは同12分に太見が得点を決めて、1点差に詰め寄った。

 フウガすみだを突き放しにかかる名古屋は、後半16分にリカルジーニョがループシュートからゴールを狙うが、GK大黒章太郎がパンチングで弾き出した。それでも、やはり名古屋は強かった。同18分、リカルジーニョからのパスを受けた森岡がカットインからの強烈なシュートを決めて、勝利を大きく引き寄せた。その後、フウガすみだの反撃を抑えた名古屋が4-2で勝利し、大会3連覇に前進した。25日の準決勝で名古屋は湘南と第2試合で対戦する。

第4試合
フウガすみだ(関東リーグ) 2-4(前半0-3) 名古屋オーシャンズ
[フ]宮崎暁(28分)、太見寿人(32分)
[名]ラファエル・サカイ(5分)、森岡薫2(11分、38分)、吉川智貴(17分)

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