Fリーグは14日にプレスカンファレンスを行い、全10クラブの監督・キャプテンが第1節、第2節の会場である代々木第一体育館に集まり、それぞれに抱負を述べた。昨シーズンは最終節でプレーオフ進出を決め、シーズンを過去最高の3位で終えた府中アスレティックFC。しかし、シーズン前に前キャプテンのFP完山徹一が浦安へ移籍するなど、オフは戦力ダウンとなった。指揮官にはリーグ最年少30歳の谷本俊介監督を迎え、『GO! NEXT』というスローガンを掲げる新シーズン。FP宮田義人新キャプテンは「主力が5人抜けているので、影響はないというとウソになる」と認めつつも、新戦力について「ポテンシャルが高い」と言い、昨季以上の結果を残すことに意欲を示した。

　以下、宮田選手インタビュー

―新監督の下、始動したチームの印象は?
「すごくコミュニケーションを大事にしている監督というか。選手もたくさん話していますし、僕ともいろいろな話をしています。言いやすいというか、良い意味でコミュニケーションがとれていますね」

―どんなフットサルをやりますか?
「フットサルは、昨年のフットサルをベースにしっかり守って、うちには良いピヴォがいるので。今季もFP三井健が入ってきたり、今シーズンも良いピヴォがいるので。しっかり守って、ピヴォ当てを中心とした戦い方が中心になると思います」

―ボールの回す位置は、高くなりそうですか?
「新監督は、昨年の3-1(フォーメーション)からのピヴォ当てプラス、4枚っていうのをやろうとしているので」

―ドリブラーとしては、そういうのがやりやすいのでは?
「僕は今、結構、後ろで体を張って守るタイプなので」

―え、『ドリブル王子』はやめちゃったんですか?
「はい(笑)。この2年くらい、僕、後ろでフィクソでやっているので」

―それは自分としてどうなんですか?
「最初はちょっと…。(前監督の)伊藤さんになってからやって、最初は戸惑いはありましたが、サッカーでもボランチでやっていて、DFは嫌いではないので。今は自分から後ろに行く、フィクソの楽しさを感じられているし、やりがいを感じてやっていますね」

―今季のチームの目標は?
「まずはプレーオフです。昨年も出ましたし、そこに出てから、優勝を狙っていきたいと思います」

―戦力的にはダウンという感じがするが?
「主力が5人抜けているので、影響がないと言えばウソになると思います。でも、若い選手であったり、関東リーグ、九州リーグで戦った経験のある、結果を残した選手、サテライトで結果を残したチームが上がってきているので、埋められると思いますし、埋めないといけません。みんなポテンシャルは高いので、うまくみんなの良いところを引き出し、助け合い、チーム一丸でやっていければなと思います」

―チームが若返り、声も出してそうですね。
「やっています(笑)。声、出していますよ」

―打倒・名古屋については?
「やっぱり名古屋が今まで優勝してきて、名古屋を引きずりおろさないと優勝はないので。やっぱり名古屋は特別なチームですし、特別な気持ちになるので、意識はしますね」

―2シーズン制になったが?
「まずはプレーオフに出ることですね。そこに集中して、リーグで名古屋より上にいけなくても、最後に勝てればいいので」

―最後に第1節、第2節の公約を。現在フィクソということは、前に相手は4人います。4人抜きのチャンスもあるが?
「そう…なりますね(笑)。公約ですか?　ゴールを決めたいですね。でも、代々木って相性が良くないんですよね。確か、昨年も一昨年も、開幕は2連敗しているので…」

―それは避けたいですね。
「毎年、立ち上がりは良くないので。今年は変わったところを見せたいですね。2連勝して、個人的にはゴールを決めたいです」

(取材・文　河合拓)