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[AFCフットサルクラブ選手権]決勝はサナイェ(イラン)対チョンブリ(タイ)に

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[8.31 AFCフットサルクラブ選手権 チョンブリ5-2深圳南嶺鉄狼FC]

 AFCフットサルクラブ選手権は31日、準決勝の2試合を行い、第2試合ではチョンブリ・ブルーウェーブ(タイ)が5-2で深圳南嶺鉄狼(中国)に勝利した。この結果、決勝のカードはチョンブリとサナイェ・ギティ・パサン(イラン)となった。

 前半3分にFPベナンシオのゴールで先制したチョンブリだが、深圳南嶺鉄狼もFP庄健発のゴールで同点に追い付く。その後、一進一退の攻防が続く中で、攻め込むチョンブリは、FPトゥエアンクランがゴールを決めて再びリードした。その後、再び試合は膠着したが、前半15分から16分の間に、チョンブリは3ゴールを立て続けに挙げる。チョンブリのパソス監督は「あの時間帯が試合のカギになりました。私たちは、自信を持ってプレーすることができました。3か月前、マレーシアでも深圳と2回対戦して勝っていました。いつも最初の10分は難しくなりますが、今日はあの時間帯に『勝てる』という心理状態になったと思います」と、振り返った。

 後半に入ると深圳がパワープレーに出て反撃する。しかし、チョンブリも決定的な場面をつくらせずに、試合終了直前の1失点に抑えて5-2で勝利。グループステージでサナイェに4-3で競り勝ったチョンブリのパソス監督は「明日は非常に重要な試合です。相手は借りを返そうとしてくるでしょう。それでも、私たちは自信を持って戦います。プレッシャーがかかるのは、私たちではなく、彼らでしょう。初めての決勝を楽しみたい」と、意気込みを語った。

 一方、昨季まで名古屋の監督を務め、今季から深圳の指揮を執るアジウ監督は「他のチームに追い付くには、まだまだ長い道のりがある。この大会に出られたことは、良い経験になったはず。来年はもっと近いレベルで試合をしたい」と、選手たちの成長に期待した。

(取材・文 河合拓)

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