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[Fリーグ]第20節 府中vs大分 試合後の両チーム選手コメント

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[11.9 Fリーグ第20節 府中2-6大分 府中総合]

 Fリーグは9日に第20節を行い、府中市立総合体育館では、ともに後期開幕戦で勝利した府中アスレティックFCバサジィ大分が対戦した。試合は前半に日本代表FP仁部屋和弘がハットトリックを達成したアウェーの大分が6-2で勝利。開幕2連勝を飾っている。

 以下、試合後の両チーム選手コメント

●FP上福元俊哉(府中アスレティックFC)
「今日は、結果を見てのとおり完敗でした。選手として、本当に今日に向けて準備ができたのか。本当に、大分戦に向けて勝つための準備ができたのかを自問自答しているところです。それでも、すぐ来週試合が来るので、次の北海道戦は絶対に勝ちたいと思います」

●FP三井健(府中アスレティックFC)
「立ち上がりが、すべてだったと思います。(谷本)監督に『立ち上がり、裏走ってくるぞ』『ピヴォは狙われているから気を付けろ』『もし、自分が伊藤くん(伊藤雅範・大分監督)だったらと考えてみろ。絶対に裏を狙ってくるぞ』と言われて、絶対に最初はフィジカル対決になると覚悟していたのですが…。マンツーマンで、付いていくところだったのですが、小曽戸くん、仁部屋くんコンビのダイレクト、ダイレクトで裏を突かれて、流れが悪くなって、雰囲気が悪くなったなかで、決められるところを決められなかった。それが敗因だと思います。それと中村くん(中村友亮)。本当に厄介な選手で、彼が大分の勝利の象徴だと感じました。
 僕たちは、アクションフットサルというか、自分たちから仕掛けて点を取る力が、まだまだ足らないのかなと思いました。今日のゴールも、ガチャガチャってなったところと、僕のカウンターだけだったので。まだリアクションでしか点が取れないので、チームとしてアクションフットサルを強めていくことと、ラファエル(山田ラファエル・ユウゴ)がいないときに、どうするか。もう一人シュートを打てる選手がいないと、リズムがつくれない。悔しいですけど、やっていくしかないです」

●GK田中俊則(府中アスレティックFC)
「悔しいですね。悔しいです」
―1点目が早くて、流れを持っていかれた?
「最近は先制されることが多くて。しかも早い時間帯にとられていて。今までは、それでも点を返せていたのですが、今日は2点目を取られて、それをひっくり返す力がありませんでした。相手にドリブルがうまい選手が多い中で、簡単に飛び込んでやられていたので、『それはやられる』という印象ですよね。プレスもかからなくて、好き放題にやられた。僕らの()やりたいことを、相手にやられましたね」
―名古屋戦直後の難しさはあった?
「どうですかね。結果論という気がします。でも、雰囲気は良くなかったですね」
―名古屋に勝っていたのに?
「よくなかったですね。それで満足したというか。練習から身が入っていないといえば、入っていない。そこで『やろう』という話はしたのですが、言っているだけで、やってはいなかった」
―後半も保持する時間は長くなったが、シュートは大分が多かった。
「シュートの場面で消極的になっていましたよね。試合展開からしたら、完敗だったと思います。負けるべくして、負けました。あとはボールの取られ方が悪すぎました。今日に関していえば、僕が1対1になる場面が何度もありました。あれを向こうが決めていれば、もっと大差を付けられていた。ボールのとられ方が悪かったし、狭いコートなだけに、余計、後ろでのパス回しやドリブルに気を使わないと簡単にやられる。ゴール前で軽いし、ボールにプレスがいけないから、良い体勢でシュートを打たれてしまうので、それが失点の要因だと思います」
―前節はできていたから名古屋に勝てた。そう考えると修正は容易なこと?
「こんだけボコボコにやられたら、切り替えやすいっちゃ、切り替えやすいですね。名古屋に勝ったのがマグレだったっていうのも分かりますし。切り替えやすいのは、切り替えやすいです」

●FP田村研人(府中アスレティックFC)
―序盤で流れが決まってしまいましたね。
「僕のせいです」
―仁部屋選手のマークでしたね?
「そうです。(ロングボールを)触ろうか、触らないか、迷って」
―あそこをダイレクトで打たれたのは、予想外?
「予想できませんでしたね。イメージしていませんでした。トラップしたところを狙おうと思ったのですが、ダイレクトで打たれてしまいました」
―その前のループパスにしても、プレスが掛からずに入れられていたが?
「みんな、この試合が大事だとわかっていたんですけど、そのままズルズル行ってしまった感じです」
―名古屋戦後だっただけに、大事だった?
「大事なのはわかっていましたけど、難しかったですね。相手のDFも良かったと思うし。その中で崩せたら良かったんですが、そこは自分たちの力のなさだと思います」
―山田ラファエル・ユウゴがケガしてから、攻めの形がなくなった?
「そうですね。ラファが攻めの重要な役割を担っていることは、みんな分かっているので、カバーできればなと思ったのですが…。チャンスはつくっていた中で、どっちが決めるかという時間帯もあったのですが…」
―後期のスタートが1勝1敗になりました。
「そうですね…。でも、今日は僕のせいで負けたので、今後のリーグ戦で返さないといけません」


●FP仁部屋和弘(バサジィ大分)
―足を気にしていたが?
「前節、蹴られすぎていて内出血みたいになっていたんです」
―それでよく3点も…。
「それは、まぁ運もあって(笑)」
―第1レグ、0-4で敗れた借りを返そうと選手が熱くなっていた?
「そうっす(笑)。……………監督っす(笑)。古巣なんでね。それが伝わって、選手も熱くなった感じです」
―立ち上がりは何を意識した?
「特に、いつもどおりでした。僕らはスタートだったので、リードして(ベンチに)帰りたいのがあったので、そういう意味では点を取れてよかったです」
―先制点は難易度の高いゴールだったが?
「良いボールが来たので、あとは自分が決めるだけっていう状況だったので。うまく合わせることができてよかったなと思います」
―『ああいうボールが来る』と思って走っていた?
「いや、特に何もなかったのですが、裏を走ったらボールが来たので。感覚的にダイレクトで打とうと思ったんです。ボールは引き出そうというつもりでしたけど」
―右足のダイレクト?
「左足ですね。多分。最初はトラップしようかなと思ったのですが、ボールが、スローだったので。ダイレクトでいけるかなと。良いボールだったので合わせやすかったです」
―あれはビックリしました。
「本当ですか? よかったです。決まって」
―3ゴールした今日のプレー、自分ではどれくらい納得していますか?
「全然ですね。まったく(ダメ)です。シュートだけです。だから、今もすごく反省しないといけないな、課題があるなって。うれしいというより、早く練習しないといけないなって思っています。守備でも走れていないし。ケガの状況も含めて、練習して徐々にレベルを前進できるように集中して練習しないといけないと思っています」


●FP北嶋佑一(バサジィ大分)
―移籍後、早くも活躍しているが?
「試合に出られるだろうと思って、大分に移籍してきたので、安定して試合に出られているのは楽しいです。」
―次々と新戦力がフィットしている?
「そうですね。芝野さん(芝野創太)とかも、来て2週間くらいですが、あれだけフィットしているので。チームとして今、非常に良い状態かなと練習から思います」
―北嶋選手もやりやすい?
「そうですね。僕のセットは、ニブさんと小曽戸さんがいるので、バランスを見ながら仕掛けてもらって、すごくやりやすいです」
―今日は、その2人のコンビで決めた1点目が利いた?
「まぁ、やっぱりニブさんは持っていますよね(笑)。あれで、ほぐれたんじゃないですかね」
―北嶋選手の加入前ですが、第1レグの0-4の敗戦は意識した?
「ミーティングで、監督はかなり、一番熱くなっていましたね」
―監督は、選手が燃えていたと話していたが?
「監督っす(笑)」
―この2連勝は乗れる?
「勢いのあるチームに勝てたことで、また自分たちも勢いがつくと思います。ただ、大事なのは次ですよね。もう一つ勝って、勝ち点を9にすること。次はホームで神戸なので、やっていきます」
―会場にいたミゲル日本代表監督も、代表招集を示唆していたが?
「代表に呼ばれたら、行ける喜びを噛みしめてやっていきたいです。でも、まずはチームで結果を出すことしか、考えていません。まだ全然、活躍もしていないので、チームでやることをやってから行きたいと思います」

(取材・文 河合拓)

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