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フットサルアジア杯が史上初めてビデオ判定導入!! VARとは異なるチャレンジ制度“VS”

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フットサルW杯ではビデオ・サポートを導入済み

 アジアサッカー連盟(AFC)は13日、4月にタイで開催するフットサルアジアカップで「ビデオ・サポート(VS)」と呼ばれるビデオ判定システムを導入することを発表した。フットサルのアジア杯にビデオ判定が用いられるのは史上初めてとなる。21年に行われたフットサルW杯で初めて採用されたが、日本のFリーグでは導入されていない。

 フットサルのビデオ判定はサッカーのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)とは異なり、監督が審判員に判定検証を求める“チャレンジ制度”となっている。レビューは主審と第2審判の2人で行われ、主審が最終判定を下す。チームは各ピリオドで1回のチャレンジ権を持ち、失敗するまでチャレンジ可能。成功の定義は「主審・第2審判による最初の判定が変更されること」となっている。第1ピリオドで残ったチャレンジ権は第2ピリオド以降に持ち越されない。

 VSを用いた判定の対象となるのはVARと同じく得点、PK、一発退場、人間違いによるカード提示の4事象。これに加えてフットサルの競技性から時計を何秒修正するか、ピリオド終了のブザーが鳴る前に得点したかどうかの場面で主審と第2審判の裁量によって使用することができる。監督はビデオ判定を求める際、空中で指をくるくる回して第3審判かリザーブ副審に伝える必要がある。フットサルは展開が目まぐるしく変わるため、プレー再開後でも最初の判定直後に素早くチャレンジが行われたのであれば、サッカーとは異なってレビューすることができる。

 フットサル日本代表はグループリーグでキルギス、韓国、タジキスタンと対戦する。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出し、大会の上位4チームがフットサルW杯の出場権を獲得。なおフットサルW杯はウズベキスタンで行われるため、ウズベキスタンが準決勝に進出した場合は準々決勝敗退チームでプレーオフが実施される。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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