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[選手権]再び“モザイク模様”の決勝戦へ…四中工DF坂がリベンジ誓う

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 四日市中央工(三重)が今年も帰ってきた。実に6年連続の全国選手権の舞台。主将を務めるDF坂圭祐(3年)も「ホッとしたという気持ちが強いですね」とまずは胸をなでおろした。

 坂にとっては悔しい思いだけが残っている。1年生だった一昨年度大会、決勝まで駒を進めた四日市中央工は市立船橋と対戦。坂もレギュラーとして決勝戦に臨んでいた。「人が多すぎて、(スタンドが)モザイク模様に見えました」。だがチームは後半アディショナルタイムに同点に追いつかれると、延長の末敗戦。リベンジを期した昨年度も初戦の2回戦で桐光学園に2-4で完敗。不完全燃焼のまま、卒業するわけにはいかない。

「理想は決勝で市船とやること。リベンジしたいですね。ただまずは初戦。最終的には国立でやれたらいいと思っています」

 1回戦の相手は矢板中央(栃木)。「相手云々ではなく、自分たちのサッカーが出来たら勝てると思う」。自身が1年時に見せてもらった景色。今度は坂が後輩たちにモザイク模様を教える番だ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[写真]矢板中央・川島主将(左)と四日市中央工・坂主将が握手

(取材・文 児玉幸洋)
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