beacon

[選手権]流経大柏の勢いに呑まれた立正大淞南…FW中島「魂こもった試合をしてきた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.5 全国高校選手権準々決勝 流通経済大柏高 3-0 立正大淞南高 フクアリ]

 立正大淞南高(島根)の14回目の冬は、流通経済大柏高(千葉)の前に敗れ、10年度に続く4強進出は叶わなかった。

 エースナンバー「17」を背負ってフル出場をはたしたFW中島隆司(3年)は、「魂こもった試合をしてきたので、それに呑まれてしまった」と力なく敗戦を振り返った。南健司監督も、流経大柏の守備が上回っていたことを認める。「相手の早い寄せに攻撃的なスタイルを出せなかった」。

 前半25分に先制点を奪われると、同31分にも追加点を許し、ハーフタイムの時点で0-2に。「0-2は同点可能。選手たちもわかっていた」と南健司監督。しかし、後半19分には退場者を出してしまう。「11人だったら運動量では負けなかったと思う」と1人少なくなったことを悔やんだ。

 そして、数的不利を強いられた2分後には追加点を献上してしまう。しかし、黄色のユニフォームの戦士たちは、諦めることはなかった。「得点はなかったですけど、諦めない姿勢は見せれたと思う」と中島。「10人になって0-3は勝てないと誰でもわかる。それでもやり切った選手はすごい」と南監督は最後まで戦い抜いた選手を賞賛した。

「中盤、FWの選手のスライディング技術の高さは参考にしたい」。敗戦から教訓を得ていた指揮官は、「また頑張ります」と大会を後にした。

(取材・文 奥山典幸)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2014

TOP