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圧巻のハードワークを高校選抜、大学でも。流通経済大柏MF久保和己は「今年もとにかく走り抜けます」

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 流通経済大柏高MF久保和己(3年)は全国高校選手権で非常に印象的なプレーをしたプレーヤーだ。大会では「自分、サイドなんですけど、逆サイドバックまで行っちゃうくらいじゃないとこれから(優勝争いでは)勝っていけないかもしれない」と驚異的なハードワーク。試合終盤でも、歯を食いしばってスプリントを繰り返し、体力のリミッターが尽きる寸前まで走り続けた。そのハードワークは4強入りした流経大柏には欠かせなかった。

 スピードとスキルを備え、ドリブルで局面を打開することのできるアタッカーだが、その戦う姿勢がまた相手との差をつくり出した。選手権について久保は「最終的には負けちゃったんですけど、個人としてはいいところが出た大会かなと思いますし、成長させてもらった大会だったので、この大会には感謝しています」。そのプレーを評価されて日本高校選抜候補入り。8日から10日まで参加した日本高校選抜選考合宿では、コンディションが完ぺきだった訳ではないが、それでも駒澤大戦では大学生相手に全く怯まず、ボールサイドで激しいプレーを繰り返し、その走りで対抗した。

 今回は主に右SBでプレー。本職ではないが、対人守備の強さと自陣から一気にPAへ走り切る走力はやはり注目だ。今年の目標について久保は「自分は大学進むので1年生から流大(流通経済大)で出られるように。あと、この高校選抜に残れるように。今年もとにかく走り抜けます」。ライバルのレベルが高いほど燃えるタレント。よりレベルの上がる強敵との戦いでも全力で走り抜ける。

(取材・文 吉田太郎)(取材・文 吉田太郎)
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