beacon

[選手権予選]桐蔭学園CB長内主将は苦戦を反省「もっと気合入れて守らないと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.20 全国高校選手権神奈川県2次予選2回戦 桐蔭学園高 5-2 平塚学園高 桐蔭学園高G]

「点は入ったんですけれども、自分たちのサッカーからは程遠いもので、これから1か月しっかり突き詰めていって、次の試合はいいサッカーをしたいです。後ろからビルドアップしていきたかったんですけど前に蹴る時間が多くて、もっとつないでPAの外からの侵入だったり自分たちのペースでやっていきたい」。

 終盤の3得点で平塚学園高を下した桐蔭学園高だったが、CB長内祐乃輔主将はややロングボールが増えてしまったこと、相手に中央を固められたことで、横に広げながら中央へ侵入していく攻撃ができなかったことなど試合内容については満足していなかった。

 ただ、キーマンのひとりであるMF花田佑が不在の中でMF八田和己やMF太田和憲が運動量を増やして奮闘。メンバーが代わっても力が落ちないことを示したことを強調し、「(今年のチームは)個人の能力が高いので、前線のかみ合わせがうまくいったら、点取れたりするし、前に(エースの)行武がいるのでそこは信頼している」とチームメートたちに対する厚い信頼を口にした。

 守備の柱を担う自身のプレーについては「きょうは自分のせいで苦しい展開になってしまった。(3回戦までの)1か月で意識していきたいのは、安定感持って後ろから繋いでいきたいということ。あと失点が続くと、チームとしても少なからず下向きになってしまう。もっと気合入れて守らないといけない」と反省。武器であるフィードや、テクニックの部分を発揮し、守備面でも巧みに相手アタッカーの前に入り込む巧さやゴール前での強さを発揮していたが「自分は全然。まだまだです」と厳しかった。

 桐蔭学園の強さ、面白いサッカーをするところに憧れ、桐蔭学園中から進学してきた。そのチームをリーダーとして引っ張っていくこと。そして「もっと気合入れて守らないといけない」と唇を噛んだこの日のプレーを修正して、ライバルたちの攻撃を封じて、目標の全国へ導く。
 
[写真]桐蔭学園は5-2で初戦突破。長内主将(上段右端)は2失点した試合を反省

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015

TOP