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失点1分後にFW森田決勝ゴール!昌平が埼玉制覇!

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[11.19 選手権埼玉県予選決勝 昌平高 2-1 浦和西高 埼玉]

 第96回全国高校サッカー選手権埼玉県予選決勝が19日に埼玉スタジアム2002で開催され、昌平高浦和西高が対戦。昌平が2-1で勝ち、3年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。

 インターハイ予選決勝の再戦となった決勝戦は立ち上がり、互いにサイドからの崩しでチャンスを作る。時間が経つにつれて、今季埼玉3冠王者・昌平のボール支配する時間が増加。相手の守りの隙をうかがいながら、ボールを動かし続ける。

 25分には右SB塩野碧斗(3年)の左足シュートがゴールを襲い、その後も大宮内定FW佐相壱明(3年)やMF山下勇希(3年)がドリブルで潜り込もうとするが、浦和西の守りはCB福与航大(3年)中心に堅く、得点に結びつけることができない。

 一方、44年ぶりの全国出場を狙う浦和西は我慢の時間帯が続いたものの、良い形でボールを奪うと、左MF楮本颯(3年)の突破やFW森喜紀(2年)のラストパスからチャンス。そしてFW遠藤寛紀(3年)が決定機に絡んだが、昌平はGK緑川光希(3年)の好守によってこちらも得点を許さなかった。

 0-0のまま進んだ試合は後半13分に動く。MF原田虹輝(2年)の右FKをCB関根浩平(2年)が頭で合わせて昌平が先制。だが、浦和西は30分に交代出場のMF唐牛七海(2年)の仕掛けからFW高橋岬生(3年)が右足シュートを叩き込んで同点に追いついた。

 だが、昌平は失点から1分後の31分、FW森田翔(2年)が持ち上がり、佐相とパス交換。そして、森田は相手DFのタックルをかわして左足シュートをねじ込んだ。浦和西の反撃をCB石井優輝主将(3年)や関根を中心に跳ね返した昌平が2-1で勝利。3年ぶりの埼玉制覇を果たした。

(取材・文 吉田太郎)
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