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東京Vユース昇格を断って…MF有馬大勢が星稜を選んだワケと学んだこと

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練習どおりのCKで得点を演出した

[PUMA ピックアッププレーヤー]
[12.31 全国高校選手権1回戦 星稜高2-0関西学院高 柏の葉]

 グローバルスポーツブランドのプーマは、第97回全国高校サッカー選手権大会をサポートしている。サッカースパイク『FUTURE(フューチャー)』と『PUMA ONE(プーマワン)』、プーマユニフォームを着用する選手の中から注目選手を「PUMAピックアッププレーヤー」として紹介する。

 星稜高(石川)の中盤右サイドで高い技術を誇るレフティ、MF有馬大勢(3年)。簡単にはボールを失わないキープ力を発揮し、セットプレーではキッカーを務めてFW岩岸宗志(3年)の2点目をアシストした。そんな有馬は、母校のOBである元日本代表のレフティに想いを馳せていたーー。

 東京Vジュニアユース出身の有馬は、東京Vユースに昇格できたが、断りを入れて星稜サッカー部を選択したという。「周りから『ヘタ』と言われていて。ヴェルディは技術が高いので、自分はあの中では劣っていたほうで、それが悔しくて『見返してやろう』という気持ちがありました」。それではなぜ遠く離れた石川県の星稜を選んだのか。「1コ上にヴェルディの先輩がいて呼んでくれたのと、本田圭佑選手の母校なので河崎先生から学ぶことがあると思って選びました」。G大阪ジュニアユースから星稜を経た本田のように、自身の成長を望んでの入学だった。

 有馬が1年次の2016年度に星稜に“事件”が起こる。県予選決勝で敗れ18年ぶりに選手権出場権を逃してしまった。15年度まで4年連続でベスト4、14年度には日本一に輝いていただけにニュースとなった。「サッカーに絶対はないんだということを改めて感じました」。有馬にとっても大きな教訓となった。

「入ったばかりのころは攻守の切り替えになれなくてキツイ思いをしたんですけど、徐々に慣れてきました。それが星稜の伝統ですし」。Jクラブから高体連への道を選び、成長を遂げてきた有馬。2年次は負傷してスタンドから見守っていたため、最初で最後の選手権となる。指揮官から学んだ「サッカーに対する情熱や戦う姿勢」をプラスし、全国でその才能を輝かせる。

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(取材・文 奥山典幸、取材協力 プーマ ジャパン)

●【特設】高校選手権2018

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