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憧れは大久保嘉人。丸岡主将のエースFW田海寧生「埼スタにいくために」

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丸岡の注目ストライカーFW田海寧生(3年)(写真協力=高校サッカー年鑑)

 第98回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が行われ、丸岡高(福井)の初戦の相手は長崎総合科学大附高(長崎)に決まった。主将でエースの10番FW田海寧生(3年)は「埼スタにいくために全員で準備したい」と表情を引き締めた。

 北信越プリンスリーグでは町田内定FW晴山岬(帝京長岡)に次ぐ得点ランキング2位の13得点を挙げて攻撃を牽引し、昇格初年度のチームを3位に導いた。「チームのために一年間やってきた。チームの評価が自分の評価」とエースの自覚をにじませる。

 4-2-3-1の最前線で体を張って起点となり、スピードに乗った裏抜けでゴールを奪うストライカー。FW大久保嘉人(磐田)の貪欲な姿勢に憧れ、「何人マークが来ても、相手を引きずってでも点を取る。ゴールに向かっていく姿勢を学びたい」と理想を掲げている。

 丸岡は2年連続の選手権出場。前回大会はベスト16と躍進を遂げた。田海は2年生だった昨年もゴールを挙げており、今年度は量産を狙う。「マークが来てもフィジカルで勝って、強引にシュートに持っていくプレーを出していきたい」。

 今夏の総体はU-17日本代表でC大阪内定FW西川潤(3年)を擁する桐光学園に敗れ、再び全国16強で敗退となった。Cブロックには前回大会得点王の鹿島内定FW染野唯月(3年)を擁する尚志高(福島)が君臨。夏の雪辱を誓うエースは「田海寧生という名前を売りたい」と気合十分だ。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

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