beacon

永吉スルーパスから小林同点弾!下川床V弾!神村学園は注目ルーキーに負けじと3年生が活躍

このエントリーをはてなブックマークに追加

神村学園高はMF永吉飛翔主将(左)のスルーパスからMF小林力斗(右)がゴール。3年生コンビで同点に追いついた

[12.31 選手権1回戦 前橋商高 1-2 神村学園高 ニッパ球]

 今年、神村学園高にはU-16日本代表の主軸MF大迫塁(1年)とU-17日本代表FW福田師王(1年)が神村学園中から加入。早速攻撃の中心となっているが、この日は3年生たちが奮起した。

 0-1の後半29分、左サイドからパスを受けたMF永吉飛翔主将(3年)が「あそこで右に展開するという選択肢も自分の中であったんですけれども、良い形で自分のところに入って、小林選手が良い動きをしてくれたのでそこに出せばチャンスになるかなと思ってそっちを選択しました」と1タッチでスルーパスを通す。

 これに走り込んだMF小林力斗(3年)が左足1タッチでファーサイドのゴールネットを揺らした。県予選決勝で先制ヘッドを決めている小林は全国舞台でも値千金の同点ゴール。さらに3年生MF下川床勇斗が決勝点を奪った。

 また、CB稲田翔真(3年)やCB鵜木太陽(3年)が相手のカウンターに対応し、永吉は中盤でのボール奪取とサイドへの展開の部分でもチームに貢献していた。その永吉は「今年は1年生が注目される中で、2点目の下川床だったり3年生が結果を残して試合に勝てたことは非常に良かったことだと思います」とコメント。県予選で有村圭一郎監督は3年生が引っ張りきれていないことを指摘する試合もあったが、この日3年生は自分たちの役割を果たし、勝利に貢献した。2回戦以降も3年生が下級生をサポートしながら、自分たちの強みを発揮して白星を引き寄せる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2020

TOP