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[MOM4076]湘南工科大附MF三觜真生(3年)_「ケビン三觜ですよ!!」…“理想形”をゴールへと結び付けた見事な一撃

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決勝点となるゴールを奪った湘南工科大附高MF三觜真生(3年=右手前)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.5 選手権神奈川県予選準決勝 湘南工科大附高 3-1 川崎市立橘高 等々力]

「デ・ブライネみたいでしたよね? ケビン三觜ですよ!」

 湘南工科大附高・室井雅志監督がそう言って絶賛したのは、川崎市立橘高との準決勝における決勝点となったMF三觜真生(3年)の2点目のゴール。チームの目指す理想形だという動き出しとパスの精度が噛み合う崩しから、最後は個人の優れたシューティング技術でゴールネットを揺らす。マンチェスター・シティの名手のゴールになぞらえたのもうなずける、見事な一撃がこの試合を動かした。

「練習からああいう崩し方はやってきた」と言う三觜の真骨頂は、トップ下の位置からスペースを見付け、「相手の嫌なところへ入っていく」プレー。動かしながらスペースを突いていくのは湘南工科大附がチームとして持っている狙いでもあり、得点シーンは、まさに個人のセンスとチームの狙いが噛み合った形だった。準々決勝の座間高戦でも決勝点となる1点目を叩き込んでおり、2試合連続でチームを勝利に導くゴールを突き刺した形である。

 シュート自体の精度も素晴らしいものがあった。DFは近距離に詰めてきており、ブロックされるかは紙一重のタイミングだったが、そのDFを視界に捉えた上でコンパクトな振りでのシュートを選択。そんな冷静さと確かなキックの技術も光ったゴールだった。

 ちなみに三觜個人がずっと意識し、参考にしてきたチームはあくまで「FCバルセロナ」。どうやら「ケビン」のつもりはなさそうである。
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(取材・文 川端暁彦)

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