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[MOM4095]奈良育英MF尾嵜雄太(3年)_「あのゴールがなければ負けていた」…指揮官の期待に応えた値千金弾!!

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値千金の同点ゴールを奪った奈良育英高MF尾嵜雄太(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.6 選手権奈良県予選準決勝 奈良育英高 1-1(PK4-2) 五條高 橿原公苑陸上競技場]

 準決勝を終えたあと、決勝進出を掴んだ奈良育英高の梶村卓監督が「今日のMVPは、やっぱり彼だと思う」と名前を挙げたのは、MF尾嵜雄太(3年)。後半15分、相手にリードを許した戦況の中でピッチに立った。

 様々なポジションをこなす奈良育英のフィールドプレーヤーだが、細かい技術のある尾嵜は前線に入ることが多い選手。シュートに関しても、右足でも左足でも打つことができる。交代時にはワイドに投入されたが、梶村監督は「どちらかと言えばゴールに近い場所で生きる選手」だと評価している。

「選手権では、最後にはやはり3年生ががんばってくれる」と感じている梶村監督は、尾嵜に得点を期待し、交代カードを切った。尾嵜もその期待に応え、左足を振り抜いて相手ゴールに同点弾を叩き込んだ。梶村監督は「尾嵜のゴールがなければ負けていた」と振り返っていたが、同点弾が生まれたのは試合終了間際の39分。加えて、奈良育英の後半のシュート本数は3本だけだった。貴重なチャンスを確実に仕留めた尾嵜のゴールは、まさに値千金だったと言えよう。

 キャプテンのDF久代和夢(3年)はこのゴールについて、目元を緩ませてこう話していた。「彼は、やるべきことをきちんとやる真面目な選手。そうした日々の積み重ねがあったから結果がついてきたんだな、と感じている」。

 日々積み重ねてきたものは、大事な局面でこそピッチに表れる。この日の尾嵜のように、他の選手たちも決勝戦で積み重ねてきたものを発揮し、目指す結果を掴みたい。
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(取材・文 前田カオリ)

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