前橋育英が衝撃の6発ゴールラッシュ!! 3回戦で昌平とのV候補対決へ
FW
[12.31 選手権2回戦 前橋育英 6-1 四国学院大香川西 NACK]
第101回全国高校サッカー選手権は31日、各地で2回戦を行い、前橋育英高(群馬)が四国学院大香川西高(香川)を6-1で破った。今大会初先発のFW山本颯太(3年)が2得点を挙げるなど、圧巻のゴールラッシュを披露。3回戦では昌平高(埼玉)との優勝候補対決に臨む。
初戦で日章学園を2-1で破った前橋育英は先発2人を変更し、DF杉山陽太(3年)とFW山本颯太(3年)が今大会初先発。4-2-3-1の布陣でGK雨野颯真(2年)がゴールを守り、最終ラインは右からDF井上駿也真(3年)、DF齋藤駿(3年)、杉山、DF山内恭輔(3年)。ダブルボランチにMF徳永涼(3年)とMF青柳龍次郎(3年)が構え、2列目は右からMF小池直矢(3年)、FW高足善(3年)、MF大久保帆人(3年)が並び、1トップを山本が務めた。
対する四国学院大香川西は初戦で羽黒に3-2で勝利。同じく2人を入れ替え、DF中島嘉人(3年)とFW竹本凜(3年)が初先発した。4-4-2の布陣でGK三谷虎大朗(3年)がゴールを守り、4バックは右からDF辻本海琉(3年)、DF山西憂斗(2年)、DF小島大空(2年)、中島。ダブルボランチはMF塩川直幸(3年)とMF鈴木理生(2年)が並び、サイドは右にMF山田晃市(3年)、左にMF菊池亜門(3年)。2トップはFW伊藤俊介(3年)と竹本が入った。
試合は前橋育英が徐々にリズムを掴み、一方的に試合を支配した。相手をよく見たパスワークから最終ラインのギャップを突き続け、香川西の守備陣を深く押し込むと、前半24分にさっそく先制点。右サイドを攻め上がった山本のクロスはDFにクリアされたが、跳ね返りを高足がゴール左上隅に押し込んだ。10番を背負う高足は初戦に続いてチームの攻撃の口火を切った。
そのまま試合は後半に入り、前橋育英が引き続き攻め続ける。すると7分、中盤の低い位置に下りた徳永がロングフィードを左サイド裏に送り込み、これに山本が抜け出すと、巧みに収めてドリブルを開始。そのままペナルティエリア内に持ち込み、最後は左足でGKとの1対1を制した。山本は今大会初ゴール。前半からうまくボールを引き出したが、結果という形でも起用に応えた。
さらに前橋育英は後半14分、左サイドを山内がえぐってハーフスペースを打開すると、大外で待っていた大久保がパスを受けてクロスボールを配球。これがゴール前の小池にドンピシャで合い、完璧なヘディングシュートでネットを揺らした。世代別日本代表経験を持つ小池もこれが今大会初ゴールとなった。
ところが直後の後半16分、香川西も一矢報いた。速攻から右サイドを突破した山田がペナルティエリア内に持ち込むと、杉山に後ろから倒されてPKを獲得。キッカーの山田は一度左隅に決めたが、これは笛が鳴る前に蹴っていたとしてやり直し。だが、一呼吸置いて再びペナルティスポットに立つと、今度は右に決めて1点を返した。
それでも前橋育英は攻め手を緩めない。後半28分、徳永が絶妙な持ち上がりから鋭い縦パスを送り込むと、中央に絞りながら小池が受け、すかさずスルーパスを配球。これに抜け出した山本が最後はGKをふわりとかわすループシュートを沈め、この日2ゴール目で再び3点リードとした。
前橋育英はなおも止まらない。後半34分、左サイドを攻め上がった山内のハイクロスがファーサイドに送り込まれると、完璧な落下点予測で待っていた途中出場MF山田皓生(3年)がボレーシュート。これはGK三谷のスーパーセーブに阻まれたが、跳ね返りを小池が頭で押し込んだ。さらに同37分、MF眞玉橋宏亮(3年)のスルーパスからMF堀川直人(3年)が決めて仕上げの6点目。圧巻のゴールラッシュを見せた前橋育英が3回戦進出を決めた。
(取材・文 竹内達也)
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●【特設】高校選手権2022
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初戦で日章学園を2-1で破った前橋育英は先発2人を変更し、DF杉山陽太(3年)とFW山本颯太(3年)が今大会初先発。4-2-3-1の布陣でGK雨野颯真(2年)がゴールを守り、最終ラインは右からDF井上駿也真(3年)、DF齋藤駿(3年)、杉山、DF山内恭輔(3年)。ダブルボランチにMF徳永涼(3年)とMF青柳龍次郎(3年)が構え、2列目は右からMF小池直矢(3年)、FW高足善(3年)、MF大久保帆人(3年)が並び、1トップを山本が務めた。
対する四国学院大香川西は初戦で羽黒に3-2で勝利。同じく2人を入れ替え、DF中島嘉人(3年)とFW竹本凜(3年)が初先発した。4-4-2の布陣でGK三谷虎大朗(3年)がゴールを守り、4バックは右からDF辻本海琉(3年)、DF山西憂斗(2年)、DF小島大空(2年)、中島。ダブルボランチはMF塩川直幸(3年)とMF鈴木理生(2年)が並び、サイドは右にMF山田晃市(3年)、左にMF菊池亜門(3年)。2トップはFW伊藤俊介(3年)と竹本が入った。
試合は前橋育英が徐々にリズムを掴み、一方的に試合を支配した。相手をよく見たパスワークから最終ラインのギャップを突き続け、香川西の守備陣を深く押し込むと、前半24分にさっそく先制点。右サイドを攻め上がった山本のクロスはDFにクリアされたが、跳ね返りを高足がゴール左上隅に押し込んだ。10番を背負う高足は初戦に続いてチームの攻撃の口火を切った。
そのまま試合は後半に入り、前橋育英が引き続き攻め続ける。すると7分、中盤の低い位置に下りた徳永がロングフィードを左サイド裏に送り込み、これに山本が抜け出すと、巧みに収めてドリブルを開始。そのままペナルティエリア内に持ち込み、最後は左足でGKとの1対1を制した。山本は今大会初ゴール。前半からうまくボールを引き出したが、結果という形でも起用に応えた。
さらに前橋育英は後半14分、左サイドを山内がえぐってハーフスペースを打開すると、大外で待っていた大久保がパスを受けてクロスボールを配球。これがゴール前の小池にドンピシャで合い、完璧なヘディングシュートでネットを揺らした。世代別日本代表経験を持つ小池もこれが今大会初ゴールとなった。
ところが直後の後半16分、香川西も一矢報いた。速攻から右サイドを突破した山田がペナルティエリア内に持ち込むと、杉山に後ろから倒されてPKを獲得。キッカーの山田は一度左隅に決めたが、これは笛が鳴る前に蹴っていたとしてやり直し。だが、一呼吸置いて再びペナルティスポットに立つと、今度は右に決めて1点を返した。
それでも前橋育英は攻め手を緩めない。後半28分、徳永が絶妙な持ち上がりから鋭い縦パスを送り込むと、中央に絞りながら小池が受け、すかさずスルーパスを配球。これに抜け出した山本が最後はGKをふわりとかわすループシュートを沈め、この日2ゴール目で再び3点リードとした。
前橋育英はなおも止まらない。後半34分、左サイドを攻め上がった山内のハイクロスがファーサイドに送り込まれると、完璧な落下点予測で待っていた途中出場MF山田皓生(3年)がボレーシュート。これはGK三谷のスーパーセーブに阻まれたが、跳ね返りを小池が頭で押し込んだ。さらに同37分、MF眞玉橋宏亮(3年)のスルーパスからMF堀川直人(3年)が決めて仕上げの6点目。圧巻のゴールラッシュを見せた前橋育英が3回戦進出を決めた。
(取材・文 竹内達也)
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