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[MOM4475]鳥取城北MF橋本琉輝(3年)_チームを救う一撃!! 決勝の舞台での「リベンジ」に闘志

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決勝点を奪った鳥取城北高MF橋本琉輝(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.29 高校選手権鳥取県予選準決勝 鳥取城北高 1-0 境高 ヤマタスポーツパーク球技場]

 立ち上がりから優勢に進めていた鳥取城北高の先制点は、最前線でプレーするMF橋本琉輝(3年)がたたき出した。前半18分、右SB織戸優生(3年)のセンタリングを、ニアサイドに飛び込んでヘッドで合わせて逆サイドへ。ヘッドは「あまり得意ではない」というが、前日の準々決勝でCKから、同じような形でヘディングシュートを決めており、良いイメージを再び結果につなげた。

 ボールがネットを揺らしたのを確認すると、野球部員も加わって大声援を送っていたバックスタンドの応援団を、両手で作った双眼鏡で確認するゴールパフォーマンス。バルセロナ(スペイン)のスペイン代表MFペドリをまねて前日のゴール後も披露しており、「迷っていましたが、何もしないのも面白くないので、やってみました」と笑顔を見せた。

 ただ、その後はセンタリングに合わせられなかったり、ヘッドがGKの正面を突いたりして2点目を奪えず、後半21分に交代。チームも最後まで2点目が奪えず1-0の辛勝となり、「1点目を決めた後の、2点目が自分の課題。2点目、3点目と重ねられるようにしたい」と反省点を挙げた。それでも貫場貴之監督は「春先からパフォーマンスが落ちていた時期が続いていましたが、こういう大事なときに調整してくれているのが、すごく頼もしい」と評価し、「これに満足せず、次もチームを救うゴールを決められるようにしてほしい」と期待を寄せた。

 11月4日の決勝では全国大会初出場を懸けて、米子北高と対戦する。昨年度まで13年連続18回の出場を誇る強敵には、昨年の選手権予選決勝、新人戦決勝、今年の全国高校総体(インターハイ)予選決勝で3連敗中だが、「ビビらずやっていれば、絶対にどこかでチャンスは来る。リベンジしたい」ときっぱり。1点と言わず2点、3点と決めてゴールパフォーマンスも披露し、『四度目の正直』でタイトルを勝ち取るつもりだ。

(取材・文 石倉利英) 

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石倉利英
Text by 石倉利英

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