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[MOM4483]尚志MF藤川壮史(3年)_2G1Aで勝利を大きく引き寄せる…豊富な運動量を指揮官も絶賛

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尚志高MF藤川壮史(3年)は2ゴール1アシストの大活躍。前半早い時間帯で試合の流れを決める原動力に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権福島県予選準決勝 尚志高 7-1 学法石川高 郡山西部サッカー場]

 早い時間帯の自らの2ゴールで試合の流れを決定づけ、後半も1アシスト。尚志高MF藤川壮史(3年)は勝利を大きく引き寄せる活躍を見せた。

 先制点となった直接FKだが公式戦で初めて決めたという。「フリーキックはこの1年間ずっと練習してきました。もう一人のキッカーDF白石蓮(3年)とどっちが先に決めるか勝負していたのですが、この間の練習試合で白石が決めて悔しくて、自分が決めたかったです」と居残り練習でプレースキックの技術を磨いてきた成果をようやく出すことができた。

 そして特筆すべきは運動量の豊富さだ。「壮史は後半足がつろうが関係無い、とガンガン走ってくれました。ああいう動きをして欲しいですね」と仲村浩二監督も試合の入りから労を惜しまず走り、ボランチの位置から積極的にゴール前に顔を出した藤川を絶賛した。「プレミアリーグでも『いつも交代選手がいるからどんどん上がれ』と言われていますし、運動量には自信があります」と藤川自身も自信を持っていた。

「自分のポジション、ボランチは真ん中でボールを動かす目立たないポジションです。みんなのことを信じてやっているので、自分のためではなくチームのためにやりたいですね」と語る藤川。決勝も献身的に走り、チームを助ける働きを見せたい。

(取材・文 小林健志)
●第102回全国高校サッカー選手権特集
小林健志
Text by 小林健志

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