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長崎総科大附が総体4強国見を3発撃破!2年ぶり9回目の全国切符掴む:長崎

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[11.12 選手権長崎県予選決勝 長崎総附3-1国見 トラスタ]

 第102回全国高校サッカー選手権の長崎県予選決勝が12日に行われ、長崎総合科学大附高国見高を3-1で下して、2年ぶり9回目の全国大会出場を決めた。

 昨年の王者でインターハイ全国ベスト4の成績を残した国見と、一昨年の王者である長崎総科大附の対決となったが、選手権予選決勝で対戦するのは4年ぶり2度目だった。

 そんな強豪校対決は開始早々の時間帯にスコアが動くゲームになる。立ち上がりからロングスローやCKでチャンスを作っていた長崎総附が前半6分、左CKをファーで合わせたFW福島文輝(3年)のヘッドと、DF浅見歓太(3年)のシュートが連続してクロスバーを叩いたが、跳ね返りを3度目の正直とばかりに福島が豪快に蹴り込んで、先制に成功する。

 対する国見はなかなか思うような攻撃を仕掛けることが出来ない。ゴール前でセットプレーのチャンスを何度か獲得するが、前半10分のMF門崎健一(2年)のシュートが枠上に外れるなど、得点につなげられない。ハーフタイムに一人を交代。後半が始まってすぐの2分に入ったばかりのFW甲斐智也(3年)がドリブルからシュートを放つが、GKの正面を突いた。

 ただここからスコアが動く展開になる。まずは後半8分に長崎総附がMF金城琉煕(3年)のゴールで追加点を挙げたかと思えば、同18分に今度は国見が投入されたばかりのFW山崎夢麗(3年)がスライディングで流し込んで再び1点差に迫る。さらに国見は同21分にカウンターから決定機を迎えるが、MF坂東匠(3年)の強烈ミドルは無情にも枠に嫌われた。

 しかし後半26分、長崎総附が決定的な3点目を奪うことになる。左サイドをMF尾島栞蓮(3年)が巧みなドリブルから突破。エリア内に侵入すると、横パスを福島が右足で蹴り込んで勝負を決めた。

●第102回全国高校サッカー選手権特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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