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[選手権]全国初Vから5大会ぶり出場、仙台入りの盛岡商・藤村「挑戦者の気持ちで」

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 第90回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が21日、都内で行われ、ベガルタ仙台入りが内定している盛岡商のMF藤村慶太主将は抽選会を終え、「実感がわいてきた」と表情を引き締めた。

 06年度の第85回大会で初優勝を果たした盛岡商だが、その後は全国大会のピッチを踏むことさえできなかった。「自分が1、2年生のときは(県大会の)決勝で負けていたので、その悔しさがずっとあった」と藤村は言う。岩手県大会決勝では遠野に7-1と大勝。先輩たちの無念さも晴らす圧勝で、5大会ぶりに全国選手権の舞台に帰ってきた。

 5大会前の優勝校としてだけでなく、卒業後プロになる藤村自身も注目を集めるが、「キャプテンとしてチームを引っ張っていくプレーをしたい。プロになる自覚を持って、チームにいい影響を与えられるプレーをしたい」と誓う。

 12月31日の1回戦の相手は近大附(大阪)に決まった。練習試合などでも対戦したことのない“未知”の相手だが、「大阪はどこも強豪校だと思うので、物怖じしないで自分たちのサッカーをしたい」と意気込むと、「自分たちは選手権を経験していない。初めて立つ舞台なので、挑戦者の気持ちで頑張りたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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