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小学生以来の埼スタで成長した姿を見せる宮市

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「小学生の頃」以来となる舞台で、大きく成長した姿を見せる。2日に行なわれたW杯最終予選初戦のオマーン戦前日練習を終えて、日本代表のチーム最年少FW宮市亮(ボルトン)は、「(試合に出たら)とにかくやれることを精いっぱいやるだけです」と意気込みを語った。

 中京大中京高を卒業してから、すぐにイングランドに渡った宮市は、日本のスタジアムでプレーした経験が少ない。それでも、埼玉スタジアムは「小学生のときに県トレセンでやっています。それ以来です」と懐かしそうに語った。当時の印象が強かったようで、「ピッチが広いなっていう感じで、デカいなぁと思っていた」と言うが、「今日実際に来てみたら、小学生の頃の感覚とは違うから(自分が)小さかったんだな、成長したんだなと感じました」と笑う。

 成長したのは、体の大きさだけではない。前日には同じプレミアリーグのウィガンに所属するオマーン代表のGKアリ・アル・ハブシから電話がかかってきたという。

「あまり詳しい(電話の)内容は話せませんが、『明後日、お互いに頑張ろう』ということを伝えました。向こうも『そうだな、楽しみにしているよ』っていう感じでした」と語った。

 オマーン代表でアジア屈指のGKアリ・アル・ハブシも対戦を楽しみにする日本代表のアタッカーが、かつてプレーした経験のある舞台で、成長した姿を見せる。

(取材・文 河合 拓)

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