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なでしこと初戦で対戦するカナダ指揮官 「引き分けでもハッピー」

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 25日のロンドン五輪グループリーグ第1戦で日本女子代表(なでしこジャパン)と対戦するカナダ女子代表は22日、コベントリー市内で練習を行った。冒頭のみ公開された練習の最中、ハードマン監督が日本の報道陣に対応。第一声で「こんにちは」と日本語で挨拶すると、「この3か月で4回合宿を行ってきた。選手のコンディションはファンタスティックだ」と、順調な準備に自信を見せた。

 日本とも縁が深い指揮官だ。ハードマン監督は08年の北京五輪と昨年の女子W杯でニュージーランドを率い、いずれもグループリーグ初戦で日本と対戦している。北京五輪では2-2で引き分け、昨年の女子W杯では日本が2-1で勝利したが、接戦を演じていることも自信を裏付ける。

 みたび世界大会の初戦で相見える日本に対し「日本はワールドチャンピオンで、監督もクレバー。間違いなくタフな試合になる」と警戒しながらも「我々の選手はどんな相手にも戦える力を持っている。ベストを尽くすことが大事だ」と力説。日本が0-2の完敗を喫した19日のフランス戦の映像も見たというが、「日本もチャンスをつくっていた。この時期の結果は大事ではない。あの試合の日本とトーナメントの日本は違うチームになっているだろう」と引き締めた。

 日本で警戒している選手として「サワ、ミヤマ、キンガ」の3選手を挙げた指揮官。「日本とは引き分けでもハッピー。負ければアンハッピーだ」と、引き分けでも上出来という認識を示した。

(取材・文 西山紘平)

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