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「マンチェスター・Uの香川」は悔しい無得点

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[8.15 キリンチャレンジ杯 日本1-1ベネズエラ 札幌ド]

 “マン・Uの香川”としての初の日本代表戦。MF香川真司(マンチェスター・U)は、ザックジャパンでのいつものポジションである左サイドハーフで先発し、前半1本、後半2本と計3本のシュートを放ちながら無得点に終わり、「チャンスはあったのに決められなくて申し訳ない気持ちでいっぱい。勝ちたかった」と悔しさをあらわにした。

 3度のシュートチャンスは、香川の実力をもってすれば、すべて決まっていても不思議ではないものだった。

 ところが、前半8分に右足で放ったシュートは枠外。後半15分の長友のクロスに合わせたヘディングも枠外。さらに同30分に訪れたこの日一番の決定機でも左足シュートはバーに当たった。

「決めないと意味がない。ゴールもそうですし、ポジションが(チームと)違うと言っても、ういう中で自分のプレーができないというのではまだまだだと思う。失点も僕のボールロストからだった」と反省しきりだ。

 7月中旬に合流したマンチェスター・Uでは、シーズンオフの世界ツアーにすべて帯同し、2ゴールを挙げている。チームではボランチやトップ下でプレー。日本代表とはポジションが違うが、どのような状況でも自身の良さを出し、チームの勝利に貢献する選手になることが香川の目標だ。

 英国に戻ったらいよいよプレミアでの初めてのシーズンが開幕する。

「成長できる環境なので、後はそこで結果を残せるかどうか。そこで結果を残せれば成長できると思うし、自信もつくと思う。それを今後、代表に還元して、両方で継続して結果を残せる選手になることを追い求めていきたい」

 ハイレベルな世界で挑戦を続ける香川。その成長がザックジャパンの成長に直結する。

(取材・文 矢内由美子)

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