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[SBSカップ]ゴール喜んだU-19代表MF野津田「U-20W杯で活躍して世界で通用するプレーヤーに」

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[8.17 SBSカップ国際ユースサッカー U-19日本代表7-2静岡ユース 草薙陸]
 
 後半7分、得意の左足でゴールを奪うと、U-19日本代表MF野津田岳人(広島ユース)は右手の拳を握りしめて喜んだ。「決めたいという気持ちが強かった。どこかでシュートを狙って行きたいという気持ちが特に後半はあったので、それで決められたからうれしかったです」

 今季は高校3年生ながらここまでJ1で5試合、ナビスコ杯でも2試合に出場。背筋をピンと伸ばしてプレーする姿から“中田英寿2世”という評価もされている、広島の将来を背負って立つMFの目標はアジア予選を突破し、来年開催されるU-20W杯で世界と戦うことだ。

 だからこそ代表に残ること、アピールすることに必死。その思いが強いために、MF松本昌也(JFAアカデミー福島)からのパスを受け、結果を残したゴールには自然とガッツポーズが出た。「自分は17のワールドカップに行けなかったので、以前から20では絶対に行きたいと思っていた。そこで活躍して世界で通用するプレーヤーになりたいという目標がある。だから残っていきたい」。

 この日は左サイドから中央へ入る回数を増やし、ディフェンスラインからの組立てにも積極的に絡んだ。そして再三オーバーラップした左SB佐藤和樹(名古屋)との連係もよく、前半10分の1点目のゴールの起点となるなど、大勝に貢献した。「積極的にもっともっと久保クンみたいにゴールに向かってプレーしていかないといけないと思います」と誓う高校生MFはU-19代表に生き残るために、19日の韓国戦でより積極的にプレーする。

(取材・文 吉田太郎)

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