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45分間のプレーだったUAE戦から一夜明け、香川「疲労はそんなにない」

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 日本代表はUAE戦(1-0)から一夜明けた7日午前、新潟県内で調整した。控え組がJAPANサッカーカレッジと練習試合を行う中、FW香川真司(マンチェスター・U)らUAE戦の先発メンバーはクールダウン中心の軽めのメニューをこなした。香川はUAE戦も前半45分間のプレーで途中交代したこともあり、「疲労はそんなにない」と強調。11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)に向け「次はまた厳しい戦いになる。プレッシャーも激しくなる分、技術もフィジカルコンタクトも高める必要がある」と力説した。

「サイドに入ったときはなるべく突破というのは意識していた。中に入ったらセンタリングからチャンスになると思っていた」。UAE戦をそう振り返る香川は「ボールに触る時間が少なかった。僕はそうやってリズムをつくるタイプだから、もっとボールに絡む必要がある」と、自分自身の課題を口にした。

 昨季まで所属したドルトムントや今季移籍したマンチェスター・ユナイテッドでもトップ下を任されているが、ザックジャパンでは左サイドが主戦場。「サイドだと動きが限定される」と難しさも口にするが、「動きの質と量でカバーできる。効果的なボールの呼び込みをしながらボールに絡んでリズムをつくっていかないといけない」と、イラク戦に向けて修正していくつもりだ。

 UAE戦後、MF本田圭佑は「ボールを持ったときに、全員のイメージが3、4m後ろだった。サイドハーフもSBもそうだし、ボランチも離れているなというのは気配で感じた」と、香川らサイドハーフを含めた全体の押し上げの遅さを指摘していた。香川はこの日、「距離感としてはそんなに悪くなかったと思う」としながらも「ただ、厚みはなかった。もっと人数をかけて絡んでいく必要がある」とコメント。チームとしてもっと攻撃の迫力を出していく必要性を強調していた。

(取材・文 西山紘平)

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