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[U-17女子W杯]リトルなでしこはメキシコに9発圧勝、3連勝で準々決勝進出

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 アゼルバイジャンで開催されているU-17女子W杯は30日にグループリーグ最終戦を行った。2連勝中でC組首位に立つU-17日本女子代表(リトルなでしこ)は、U-17メキシコ女子代表と対戦。引き分け以上で準々決勝進出が決まる試合で、9-0で大勝した。グループリーグを3戦全勝で終えた日本は、C組首位通過を達成。10月5日に準々決勝を戦う。

 前半から日本がゴールラッシュ。まずは前半8分、パス交換からゴール正面へ切れ込んだMF成宮唯がPA内へラストパス。一度はGKに弾かれるも、こぼれに反応したDF清水梨紗がPA左から右足シュートを流し込んだ。1-0と先制に成功した。

 さらに前半18分には追加点。PA左で仕掛けた成宮が倒されてPKを獲得する。自ら蹴った成宮がゴール左下へグラウンダーのシュートを決めた。同22分には早くもダメ押しの3点目。中央からMF杉田妃和のスルーパスに左サイドへ抜け出した成宮がゴールライン際から折り返す。最後はゴール前へ詰めていたFW白木星が押し込んだ。

 リトルなでしこの勢いは止まらない。前半28分、成宮のパスを受けたMF井上綾香がPA右へドリブルで切れ込むと右足シュート。GKの脇を抜いたシュートはネットへ突き刺さった。1分後の同29分には白木がこの日2点目。右サイドから仕掛けた井上がマイナスのクロスを入れる。詰めていた白木が右足で押し込んだ。5-0と圧倒し、前半を折り返した。

 後半開始から日本は選手交代。DF三宅史織とMF隅田凛に代えて、MF西川彩華とMF籾木結花が出場した。後半に入っても攻撃の手を緩めないリトルなでしこは、後半12分に6点目を奪う。井上が中央へドリブルで切れ込み、PA手前から右足ミドルを叩き込んだ。井上の今試合2点目で6-0と差を広げた。

 さらに後半24分には7点目。カウンターからチャンスを演出。右サイドからドリブルで仕掛けた清水が中央へ折り返す。これを受けた杉田が冷静にDFをかわすと左足シュートを決めた。同26分に日本は3人目の交代。成宮に代わって、DF万屋美穂がピッチへ送られた。同34分には途中出場の籾木が直接FKを沈め、8-0に突き放した。終了間際の後半41分にはMF中村みづきが9点目。そのまま試合は終了し、グループリーグ3連勝を飾ったリトルなでしこがC組首位通過で準々決勝進出を決めた。

 終わってみれば日本が26本のシュートを放ったのに対し、メキシコはわずかに1本。リトルなでしこが文字通りの圧勝を果たした。試合後、日本の吉田弘監督は「ベンチも非常に熱い戦いでした」とコメント。「いい形でリーグ戦は抜けられたんですけど、これから決勝トーナメントの厳しい戦いが続くので、我々の試合をやって勝ちたいと思う」と準々決勝へ向けて意気込んだ。

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