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2戦連続終了間際の失点…千葉は愛媛に追いつかれ4戦勝ちなし

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[9.30 J2第36節 愛媛2-2千葉 ニンスタ]

 4位ジェフユナイテッド千葉は敵地で18位愛媛FCと対戦し、2-2で引き分けた。前半11分にFW荒田智之のゴールで先制し、一度は追いつかれるも、同24分にMF兵働昭弘が直接FKを沈めて勝ち越し弾。しかし、終了間際に追いつかれた前節・東京V戦(2-2)と同様にロスタイム5分に失点。目前で勝ち点3を取りこぼし、4戦勝ちなし(2分2敗)となってしまった。

 前半2分、早くも千葉がチャンスを迎える。ゴール正面で獲得したFK、兵働が左足で蹴り込んだボールは惜しくもポスト右を叩く。跳ね返りをクリアされ、得点にはつなげなかった。それでも同11分に先制点。PA左で粘ったFW深井正樹がマイナス気味のパスを送る。これを兵働が頭で前へ落とすとPA左へ荒田が抜け出し、左足シュートを流し込んだ。千葉が1-0とリードを奪った。

 対する愛媛はFW有田光希を起点に攻めかかる。前半22分には左サイドへ抜け出したMF前野貴徳がマイナスの折り返し。PA内へ走り込んできた有田が左足シュートを放つもクロスバー上へ外れていった。同30分には、右CKをGK岡本昌弘がパンチング。こぼれを拾ったMF村上巧がシュートを狙うがポスト左へ外れていった。0-1で前半を折り返す。

 愛媛ペースで迎えた後半、立て続けにチャンスを演出。後半2分、MF石井謙伍の右クロスから有田がヘディングシュートもわずかに枠外。それでも同19分に待望の同点弾。MF渡邊一仁が前線へパスを送ると、これをPA左のFW伊東俊が落とす。最後はPA右の有田が右足シュートを決めた。有田の7戦ぶりとなる今季11点目で1-1に追いついた。

 流れが悪いまま失点し、試合を振り出しに戻された千葉。後半23分に2枚の交代カードを切る。深井と荒田に代わって、MF田中佑昌とFWリカルド・ロボが出場した。すると直後の同24分に2度目の勝ち越し弾。ゴール正面でのFK、兵働が左足で蹴り込んだボールは壁を越え、ゴール右へ突き刺さった。試合開始直後と同じ場所でのFK。今度は冷静に決め、千葉が2-1と勝ち越した。

 後半30分過ぎには愛媛が猛攻を仕掛けるが、GK岡本が好セーブをみせる。しかしロスタイム5分にまさかの展開が待っていた。DFアライールの右クロスから、GKとDFの間に飛び込んだ有田がヘディングシュート。有田のこの日2点目が決まり、愛媛が土壇場で追いついた。千葉は前節・東京V戦でも終了間際のロスタイム2分にも同点弾を決められており、2戦連続での終了間際の失点。そのまま試合は終了し、2-2で引き分けた。

 試合後、2得点の活躍をみせた愛媛の有田は「後半戦に入って、個人的には2点しか取れていなくて、自分としては苦しかった。なんとしても後半戦では巻き返そうと思っていた。きょうは2点を取ることができて嬉しい」と安堵の表情を浮かべていた。

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