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過去3年11番を着けていたFP高橋「まずはナンバーよりメンバー」

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 出場すれば、8年ぶりのW杯になる。バルドラール浦安に所属するFP高橋健介は、08年にブラジルで行われたフットサルW杯のときも、最終メンバーに名を連ねていた。しかし、ブラジル入りした後の練習で負傷。代表チームを離れて、大会目前での帰国を余儀なくされた。奇しくも、日本が初戦で対戦する相手は、2大会連続でブラジルとなった。「いよいよここまで来たかなという感じはあります」という高橋は、不思議な縁を感じるという。

「これで本当にメンバーに残ることができれば、因縁じゃないですけど、前回は本当に(ケガをしたのが)直前の直前だったので。楽しみです」

 自身は8年ぶり2度目のW杯出場となるが、周囲がもう一つ注目するのは、背番号についてだろう。前回の愛知合宿から招集されている横浜FCのFW三浦知良が、長年背負ってきた『11番』を、この3年にわたって代表で付けて来たのが、高橋だからだ。

 フットサル代表候補入りが発表された際、希望する背番号を聞かれた三浦は「11番がいいです。ダメですかね?」と、報道陣に逆取材する一幕もあったが、この日も11と書かれたシューズを手に持っていた高橋は「それはどうなるか分からない」と含みを持たせた。

「どうなるんですかね? それは分からないですね。僕には『付けてください』っていう権限もないので(笑)。まぁ、そうは言っても11に対するこだわりはありませんけどね。まずはナンバーの前に、メンバーに入ることです」

 大事なのは、再び世界の舞台に立つこと、と高橋は強調する。彼が初出場した04年大会時は、22歳でチーム最年少、『シンデレラボーイ』と言われていた。だが、いまや30歳になり、経験も豊富になった。この4年の間には、スペインに渡ってプレーした時期もある。「向こうで戦ってきた選手も、相手にたくさんいるのでね」と、ピッチ上での再会に胸を躍らせる高橋は、「チームに貢献できるポイントは、自分が今までやってきたことでしかないと思うので。今までどおり、こういう形でできるぞというのはアピールしたい」と3大会連続のW杯メンバー入りに、強い意欲を見せた。

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