[フットサルW杯2012]フットサル日本代表vsブラジル代表 選手コメント2
[11.1 フットサルW杯2012 ブラジル4-1日本 コラート]
フットサルW杯は1日に開幕し、フットサル日本代表はフットサル・ブラジル代表とグループステージ第1戦を行った。10月24日に行われた親善試合では、3-3と引き分けに持ち込んだSAMURAI 5 フットサル日本代表だったが、この試合は0-1で折り返した後半の立ち上がりにミスから立て続けに失点を許し、1-4で敗れている。試合を終えた選手たちは、本番を迎えたブラジルの変化について語ると同時に、次のポルトガル戦に気持ちを切り替えた。
●FP森岡薫(名古屋オーシャンズ)
―率直な感想を?
「今回のブラジルは、代々木でやったときのブラジルよりDFが強かった感じですし、飛び込んでくることもありませんでした。警戒されていた部分は感じました」
―初のW杯に気負いはなかった?
「僕はこれで3試合目ですが、一番やりやすかった。気持ちの面でも、体のコンディションの面でも一番やりやすかった。でも、ブラジルですからね。そんなに簡単にはボールを持たせてくれないし、ポゼッションできた時間もあったので」
―攻撃の選手はフラストレーションが溜まる試合?
「そうですね。もう少し前へ運びたい、前で受けたい部分はありましたが、なかなかそういう場面もなかった。縦パスが日本は少なかったかなと思います。縦に入ればボールを受けさせてくれるし、もう少し深い位置だと体を張ってキープしないといけませんが、そういう場面もあまりありませんでした。ただ、監督の要求には応えられたと思います。もちろんシュートまでもっと行きたかったですが、僕がボールを受ける位置は低い位置なので、なかなかそこから仕掛けて、引いて守ってカウンターの時間もあったので、そこだけは避けたかった。リーグ戦なので、点数も絡んでくるだろうから、これ以上点差を付けられたくないっていうのはありました」
―もっと背負ってプレーしたい?
「そういう気持ちはありますよ。ガツガツこないぶん、ボールを止められるし、良い感じでボールを受けられているので。その後の動き出しが足りないかなと。ボールを下げられるのを待っているのは、向こうはピヴォに一度入れば、下がって、とにかく後ろに返させようという考えだったと思うので。もうちょっと動きを入れないと、ピヴォに入ってから(見方が)シュートを打ちに来てくれるか、振り向くかっていう動きを入れていかないと、強いチームには通じないのかなと思います」
―これまでに比べると、前でボールを奪えていたが?
「DFはある程度コンディションも良かったですし、疲れのない良い状態で臨めましたからね。もうちょっとやれたのかなという感覚があります」
―前回の3-3があったから?
「そうですね。悔しいのはありますし、向こうも本番に合わせてくることは分かっていましたし、日本のシュートが少なかったことは、課題というか、次に切り替えて、もっとシュートを打ちたい。自分たちがボールを持っているときに一番休めると思うので、そういう状況を増やしたいですね」
―そろそろゴールが欲しいですね。
「僕も欲しいですよ。多分、僕が一番欲しい。でも、何も考えずに仕掛けて、ここで点差を広げられるよりは、無難にね。あきらめたわけではないですが、グループを突破するためには、頭を使わないといけない。次のポルトガル戦で、何とか決められるというか、そういうゴールを挙げられるように」
―リーグ戦だから、攻撃でアクセルを踏みきれなかった?
「それはあると思います。それもあると思いますし、僕だけじゃなく、仕掛ける選手はある程度考えて、相手のポジショニングをしっかり確認してから、カウンターを受けないような選択をしていたので」
―ブラジルを相手に3点差、前回の11点差よりはいいが?
「そう考えたくはないですね。もう少し点差を詰めることはできたと思う。立て続けに撮られたのも痛かったですし、4点目は事故だと思っているので。そういう意味では僕らDFは、世界のレベルにいるのかなという手応えはありました。もちろん、GK川ちゃん(川原永光)のセービングは利いていましたけど、その中でもDFはまとまってできていたので、攻撃の面でなんとかしたい」
―DFラインが下がり過ぎていた?
「そうですね。ボールを持っている選手にプレスを掛けないと、斜めのボールは入ったら入ったで、また戻らないといけない。そうすると余計な体力を使ってしまう。ボールに寄せないといけない」
―ポルトガル戦で対策が必要?
「しないといけないと思いますし、リカルジーニョとカルディナルのラインは、斜めのパスを警戒しないといけない。そこにプレッシャーをかけないといけない。抜かれても、後ろにDFがカバーしてくれると信じてやらないといけない」
―対リカルジーニョは?
「僕がリカルジーニョに付いたら、抜きに来ないと思う。ある程度、お互いに知っていることもあるし、やっぱりあまり乗らせてしまうと、良いプレーを出す選手なので。やっぱりそこを何とかみんなでカバーしないとダメだと思う。楽しみですけどね。しっかり結果を出して、グループステージを突破したいです」
●川原永光(名古屋オーシャンズ)
―試合を振り返って?
「代々木で良い内容でこれたのに、4失点してしまったことが…。自分のミスもありましたし、僕らのミスで始まったので、非常にもったいないと思います」
―0-1で前半を折り返したが?
「0-1で負けていたから、こっちも攻めに出ないといけない中で、なかなか良いリズムで最初からいけなかった。最終ラインで取られてしまった、バタバタバタバタしてしまって、自分たちのペースが握れないまま来てしまった」
―好セーブを連発していたが?
「何本セーブをしても、4失点なんてありえない。ブラジル代表であっても、W杯で勝つためには少ない失点で止めないと意味がない。それだけが悔やまれます」
―得失点―3はそんなに悪くないのでは?
「そうやって切り替えて、次の試合に臨むためにも、4年前は12点を入れられているし、4年前と比べて、8点減ったのは、僕らも成長しているんじゃないかと思う。でも、次はポルトガルという、世界ランクでも4位、5位に入る相手だから。今日のようにやったら、また同じように負けてしまうので、絶対に次は勝たないといけない。またゼロからスタートして臨みたいと思います」
―1週間前はFKを決められて、今日は壁を増やしたが?
「前はセンターサークルの近くだったし、真ん中だったというのもあるので、2枚にしたいというのがあったので、2枚にしました。そこは監督の意見を通さないで、自分で。そこで失点しなかったので、何も言わせない。失点したら自分のせい。悪い方に行ったら僕の責任だし、それだけのポジションでもあるので。責任感のある」
―後半の立ち上がりは、どういう心情?
「自分たちのペースを、主導権を握ろうとして、前掛かりになったのもあると思うんですけど、何せ最終ラインでボールを取られたので」
―あの位置でのミスは、ここまでなかったが?
「ミゲルも言っていたんです。最終ラインでのミスは絶対にやってはいけないと。それをやってしまった。でも、やってしまったことは仕方がない。でも、2点目を入れられてから、その後の3点目はいらなかったし。誰でもミスがないかといえば、僕もミスをしたし、かばい合うのがチームだから。誰が悪いとかじゃない。責任感はあるだろうし、カバーできる能力もあるし、僕が良いセービングをすれば、失点を少なくて済んだかもしれない。悔やまれるけど、大会は始まったばかり。次に勝たないと、話にならない。勝つつもりでいたけど、世界で1位、2位の相手ですからね。ただやってやるという気持ちで臨んでいたし、僕らに、まだ足りない所があったんだなと気づかされた試合だったと思います」
●FP星翔太(バルドラール浦安)
―W杯、平常心で戦えましたか?
「変わらないですね。いつも通りに戦えました。ただ、サポーターのみなさんがタイなのにあれだけ多く来てくれたので、気持ちは高ぶりましたが、それ以外について本当にスムーズに入れました」
―本大会でブラジルとやってみて?
「親善試合と感じるものは変わっていないですし、相手が僕らに対して警戒するところを警戒してきたので。そこに対して工夫を加えられなかった試合だったと思います」
―具体的には?
「ファーストセットに関してはラファのところじゃないですか。基本的に穏座ボールの選手なので、前から来られたとき、後半の2失点がまさにそうですが、動きがなくなってきてしまうと、後ろで全員選手が固まってしまい、前のスペースに誰も抜けなくなるのは、失点の原因をつくったひとつの要因だと思う。逆に僕らも気を使って、そこをストロングポイントにすることができると思いますし、もう少し工夫しなければいけないと思いますし、本人も何か感じることがあると思うので、もう少しポルトガル戦が良くなると思います」
―パスコースをつくってあげたかった?
「パスコースはできているんですけど、そこをパスコースにすることができないというか、動くことができない。多くの選手たちがボールがないところで抜けて行ったと思うんです。フィクソの選手が抜けたり。ラファは、それができないんですよ」
―足下でもらいたがっていましたね。
「それが良い部分でもあり、それもできながら、切っていくこともできたらもっと良い選手になる。それを分かっているから、僕らもそこに対してブロックしに行ってあげたり、パスコースをつくるために、わざとスペースを空けてあげたりとかは、もう少しできたかなと思います。でも、ブラジルはそこを逆に分かっていたからこそ、食いついてきた」
―親善試合で逸見選手の対策を立てられた?
「もちろん。僕らもプレスを掛けられたときに裏に走ることが足りなかった。オン・ザ・ボールだけになって、全員がストップした。ミゲルも言っていましたが『ファーストの入りはみんな止まっていたよ。ボールを止めて、選手も止まってプレーしていることが多かった』と注意されましたが、試合の入りは良くなかった」
―逸見選手には抜けるように指示は?
「もちろん試合中も言っていますよ。でも、どうしてもまだ若いですし、経験が足りないので、そこは僕らが伝えていきたいと思いますし、自分も引っ張っていきたいので。そこはお互いに生かし、生かされ、っていうところがあるので。そこはうまくコミュニケーションを取っていきたいと思います」
―最後は傷を広げないように、あえて攻めに行かなかった?
「そういう部分もありました。相手が完全に引いてしまって、カウンター狙いが分かっていたので、そこを無理にこじ開けてっていうのは、真ん中にピヴォを置いてというのは難しいので。もうちょっとサイドで仕掛けながら、斜めのパスコースを探したり、早い展開を探したりしたんですけど。ただ、グループステージ突破を考えれば、ポルトガルですら、ブラジルに1-4以上で負ける可能性もありますから、この点差で終えるっていうことはミゲルの考え方でもありますし、僕らもある程度、考えながら、リスクを避けながら、ただリスクをある程度かけないといけないところは掛けようという考え方でした」
―後半のブラジルの入りはすごかった?
「あれぐらいで来るかなと思っていました。スペインでやっているメンバーがほとんどだったので。僕らもそこに対して落ち着いた対応ができたんですけど、攻撃に変化をつけられなかったことは、自分たちの足りなかった部分だなと思います。それが今後、上のレベルと差を縮めるところになってくると思う。ポルトガル戦まで2日しかありませんが、ポジティブに変えて行きたいと思います」
―ポルトガルは前から来ると思いますか?
「前から来ると思いますけど、来てくれた方が楽ですよね。ピッチも滑りますしね」
―逆に引かれると難しい?
「そうですね。前からのプレスを掛けられた方が、やりやすい。僕らのセットはラファの動きにすべてがかかってくる。ラファのところを切ってくれれば。そこのところを切って行ってくれれば、動きが出てくれればやりやすくなる。そこは現状でこれ以上どうこうなるものでもないので。そこを逆にストロングポイントにするには、僕らがもうちょっと…。その経験がある選手たちだと思うので」
―中2日しかないが?
「まぁまぁ、でも話せば分かる選手たちだし。もうやるしかないので。僕も今日はほぼシュートを打っていないので、ゴールを決めるという仕事を達成して、勝利をもたらしたいと思います」
●FP小宮山友祐(バルドラール浦安)
―こういう結果になったが?
「本当に悔しい結果になってしまいました。勝ち点を取りに行った試合だったので、勝ち点が取れなくて残念ですが、まだ先はあると思うので。負けてしまいましたが、大差で負けたわけではないので、次のポルトガル戦、リビア戦にグループステージ突破の可能性があるので、切り替えてやっていこうと思います」
―ポゼッションするという指示で、攻撃のアプローチが小さくなった?
「そうですね。前半は0-1で、最少失点で終えることができたのですが、後半は立ち上がりに2失点して、その辺から監督は『リスクをあまりかけるな』『ポゼッションの時間を長くして、ゲームを落ち着かせろ』というような話があったので。0-1で抑えられただけに、余分な失点はいらなかったですね。後半の立ち上がりに出ていた自分としては、ゲームを壊してしまったということで反省する部分はありますし、失点がなければ違うゲーム展開になったと思うので、そこは大きな反省点。すごく悔しいです」
―後半の立ち上がりがすべてだったかなと思うが?
「やっぱりポゼッションの時間を長くとれといわれたので、1パス、2パスで切ってしまうのはどうかなと思って、ポゼッションにこだわったことが裏目に出たのかなと思いました。ナーバスというか、慎重に入りたい思いはありました。0-1だけど点差は広げられたくない。広げられたくないけど、守っているダメ。ポゼッションを大事にしろという話をされていて、どうしてもポゼッションというと、つないで、つないでっていう意識がなかったかなと思います」
―木暮選手が裏に走ることを要求していたが?
「裏に行って、出すところないからって言われて。その次のプレーでやられた。でも、グレに足下に要求して、取られちゃったけど、オレももっと前に出ないといけなかった。難しかったですね。ファーストセットはそこまでフリーランする選手が少ないのでね」
―前回ブラジルと引き分けたことも、前掛かりになった要因?
「逆にミゲル監督が言っていたのは、(ブラジルは)食いついてくるから、そこをうまくワンツー利用したり、3人目の動きを利用したり、引きつけて出ろっていう話だったから。前半はブラジル相手に回されて、疲弊もしていたし、後半も同じようにやったら本当に苦しい試合になるとわかっていたので。ポゼッション。そのポゼッションの意味合いですよね。本当に危ない時は切ってもよかった。でも、オレもグレも、あそこは通ると思った。結果的にネトに突っつかれて、決められちゃったけど…」
―それはネトを褒めるべき?
「ネトの右足だからね。あれを左に持ち返られて、どうのこうのってやられたらオレらのせいかもしれないけど…。突っつかれて、右足だった。ネトもこぼれ球にすぐ反応した感じだと思うんですよね。そこはあのレベルでは足が出てくるんだなという感じだし、もっと早くにそれを感じないといけなかったかもしれない。でも、あそこ(でパス)を放棄していたら、全部切って、全部切って、全部切って、またすぐ相手ボールになって、もっと大差になっていたかもしれない。ただ、本当に貴重なタイムアウトを使ってしまったし、貴重なゲームの後半の立ち上がりでやってはいけないミスだった。オレも、逸見も、星も、川ちゃんも含めて、信頼されて立ち上がり出ているわけだから。そこは0-0で、前半と同じように0-0で進めることが求められていることと感じた。だから、本当に悔しい」
―精神的に大きかったですね。
「2点目もハンドっぽく手で触っていた。ああいうのは審判も見えないですからね。うまさなのか、なんなのか、わからないですけど…」
―切り替えてやる?
「3点差なら分からないので、切り替えて。まだまだ可能性があるので、切り替えてやっていきます」
―ポルトガル戦は?
「負けてしまったことはしょうがないので。前回大会は初戦でブラジルに負けて、チームがバラバラになりかけたので、同じ失敗しないように、みんなでコミュニケーションを取って、盛り上げて、次の試合に向かいたいと思います」
●FP稲葉洸太郎(バルドラール浦安)
―試合の感想は?
「悔しいです。この試合の結果だけ考えれば、本当に悔しい試合だったなと思います」
―1-4という結果は?
「4失点で済んだという部分もあるかもしれないし、そういう意味では4点で良かったという部分もあるんですが、もっともっと守れたと思いますし、もっともっとカウンターが上手くいけば、点も取れたかもしれない。そういう意味では引き分けとか、そういうところまで持ち込みたかったので、悔しかったなと。でも、入り方ももちろんそうですが、試合を通して悪い取られ方をすると、本当にすべて、かなりの決定機に持っていかれる。その精度は本当に、親善試合より高まっていたと思います」
―ブラジルも、そこに力を入れてきていた?
「後半の立ち上がりというよりは、前半も悪い取られ方でかなりピンチになっていましたし、そういうのが一個出てしまっただけだと思います」
―苦しい中、反撃のゴールを決めたが?
「あれは上手くいきました。前回チャンピオンのブラジルから公式戦で点を取れたのは、これから自分の自信にもなりますし、良かったなと思います。あの場面を切り取れば、手応えは得たのですが、反面、自分がもっとチャンスのところで点を決められたり、チャンスメークできたと思うので、そういうところは反省して次につなげたい」
―ドリブルで持っていましたね。
「かなり自分の中でシュートを打とうとしていたところを防がれて、防がれて、最終的には自分の得意な形に持って行けたので、自信を持ってうちました。あそこだけ切り取ったら、すごく良かったと。率直に。ブラジルから公式戦で点を取れたので、かなり嬉しかった。あとはその前、もうちょっとチャンスがあったので、自分が出てリズムを変えたいところもあった。リズムを変えて、攻めになって、チャンスになったときにちょっと精度が低かったのが自分の中ではあったので、そこはちょっと悔やまれますけど」
―逸見選手が突破して、フリーでパスを受けた。前が空いていたが?
「最初は前に行こうとしたんですが、うまくいかなくて。そのぶん、前に行こうとしたから、相手が縦を切ってきたので、中に行って、そこで打とうとしたら2人すべってきたので、やめて。2人すべったから、ラファがフリーだったから、ラファに出そうとしたら、もう1回、そこを切られて。それでやめて、ドリブルという。3、4個、あの場面を切り取ると一個ずつあるんです。それが一連していました」
―相当冷静だった?
「あの時間は結構、そういう感じでしたね。やっぱりブラジルだからって、わーってなっちゃう時期もあったので、それだけは絶対にイヤだなと思って、冷静に出来るように。チームがわーってなっている時も、自分がやらないといけないことをやりたいなと思っていました」
―シュートコースは狙い通り?
「あれは上を狙って、思いっきり打ちました」
―点を取った後の時間帯が、リズム、雰囲気が良かった?
「そうですね。あの時間は、ポゼッションを高めて、自分たちがボールを持って、DFで結構苦しむ時間が多かったので、まずは自分たちのリズムをつくろうということで、かなり動きまわって、逆に持つよりは、散らして動いて、っていうようなリズムづくりに徹した時間帯だった。ブラジルも勝っていたから来なかった部分もあると思いますが、その中でも良かったかなと思います」
―なかなか前に運べない時間もあった?
「そうですね。前にわざと運ばない時間もあったり、リズムをつくろうと。DFにずっと追われていた時間もあったので、まずはリズムをつくるためにボールを回して、いっぱい動いて、パスを、ボールを動かしてっていうところのリズムづくりをするって言う時間帯でもあったので。その中でももっともっとチャンスをつくれるようにしないといけなかったし、ポルトガル戦、リビア戦に向けてもっともっと修正していきたいです」
―次もポルトガル戦、大事になるが?
「今日、1-4で、自分の1点もそうだし、4点で防げたことも、3点差で終われたことも、それでよかったと思えるように、明日から前を向いて、次のポルトガル戦とリビア戦に向けて集中したい。グループステージ突破につながる点差だと思うので、そこはポジティブに捉えて、思いっきりチーム一丸でやっていきたい。チームはすごく雰囲気が良いので、それができると思っています」
(取材・文 河合拓)
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フットサルW杯2012特集ページ
フットサルW杯は1日に開幕し、フットサル日本代表はフットサル・ブラジル代表とグループステージ第1戦を行った。10月24日に行われた親善試合では、3-3と引き分けに持ち込んだSAMURAI 5 フットサル日本代表だったが、この試合は0-1で折り返した後半の立ち上がりにミスから立て続けに失点を許し、1-4で敗れている。試合を終えた選手たちは、本番を迎えたブラジルの変化について語ると同時に、次のポルトガル戦に気持ちを切り替えた。
●FP森岡薫(名古屋オーシャンズ)
―率直な感想を?
「今回のブラジルは、代々木でやったときのブラジルよりDFが強かった感じですし、飛び込んでくることもありませんでした。警戒されていた部分は感じました」
―初のW杯に気負いはなかった?
「僕はこれで3試合目ですが、一番やりやすかった。気持ちの面でも、体のコンディションの面でも一番やりやすかった。でも、ブラジルですからね。そんなに簡単にはボールを持たせてくれないし、ポゼッションできた時間もあったので」
―攻撃の選手はフラストレーションが溜まる試合?
「そうですね。もう少し前へ運びたい、前で受けたい部分はありましたが、なかなかそういう場面もなかった。縦パスが日本は少なかったかなと思います。縦に入ればボールを受けさせてくれるし、もう少し深い位置だと体を張ってキープしないといけませんが、そういう場面もあまりありませんでした。ただ、監督の要求には応えられたと思います。もちろんシュートまでもっと行きたかったですが、僕がボールを受ける位置は低い位置なので、なかなかそこから仕掛けて、引いて守ってカウンターの時間もあったので、そこだけは避けたかった。リーグ戦なので、点数も絡んでくるだろうから、これ以上点差を付けられたくないっていうのはありました」
―もっと背負ってプレーしたい?
「そういう気持ちはありますよ。ガツガツこないぶん、ボールを止められるし、良い感じでボールを受けられているので。その後の動き出しが足りないかなと。ボールを下げられるのを待っているのは、向こうはピヴォに一度入れば、下がって、とにかく後ろに返させようという考えだったと思うので。もうちょっと動きを入れないと、ピヴォに入ってから(見方が)シュートを打ちに来てくれるか、振り向くかっていう動きを入れていかないと、強いチームには通じないのかなと思います」
―これまでに比べると、前でボールを奪えていたが?
「DFはある程度コンディションも良かったですし、疲れのない良い状態で臨めましたからね。もうちょっとやれたのかなという感覚があります」
―前回の3-3があったから?
「そうですね。悔しいのはありますし、向こうも本番に合わせてくることは分かっていましたし、日本のシュートが少なかったことは、課題というか、次に切り替えて、もっとシュートを打ちたい。自分たちがボールを持っているときに一番休めると思うので、そういう状況を増やしたいですね」
―そろそろゴールが欲しいですね。
「僕も欲しいですよ。多分、僕が一番欲しい。でも、何も考えずに仕掛けて、ここで点差を広げられるよりは、無難にね。あきらめたわけではないですが、グループを突破するためには、頭を使わないといけない。次のポルトガル戦で、何とか決められるというか、そういうゴールを挙げられるように」
―リーグ戦だから、攻撃でアクセルを踏みきれなかった?
「それはあると思います。それもあると思いますし、僕だけじゃなく、仕掛ける選手はある程度考えて、相手のポジショニングをしっかり確認してから、カウンターを受けないような選択をしていたので」
―ブラジルを相手に3点差、前回の11点差よりはいいが?
「そう考えたくはないですね。もう少し点差を詰めることはできたと思う。立て続けに撮られたのも痛かったですし、4点目は事故だと思っているので。そういう意味では僕らDFは、世界のレベルにいるのかなという手応えはありました。もちろん、GK川ちゃん(川原永光)のセービングは利いていましたけど、その中でもDFはまとまってできていたので、攻撃の面でなんとかしたい」
―DFラインが下がり過ぎていた?
「そうですね。ボールを持っている選手にプレスを掛けないと、斜めのボールは入ったら入ったで、また戻らないといけない。そうすると余計な体力を使ってしまう。ボールに寄せないといけない」
―ポルトガル戦で対策が必要?
「しないといけないと思いますし、リカルジーニョとカルディナルのラインは、斜めのパスを警戒しないといけない。そこにプレッシャーをかけないといけない。抜かれても、後ろにDFがカバーしてくれると信じてやらないといけない」
―対リカルジーニョは?
「僕がリカルジーニョに付いたら、抜きに来ないと思う。ある程度、お互いに知っていることもあるし、やっぱりあまり乗らせてしまうと、良いプレーを出す選手なので。やっぱりそこを何とかみんなでカバーしないとダメだと思う。楽しみですけどね。しっかり結果を出して、グループステージを突破したいです」
●川原永光(名古屋オーシャンズ)
―試合を振り返って?
「代々木で良い内容でこれたのに、4失点してしまったことが…。自分のミスもありましたし、僕らのミスで始まったので、非常にもったいないと思います」
―0-1で前半を折り返したが?
「0-1で負けていたから、こっちも攻めに出ないといけない中で、なかなか良いリズムで最初からいけなかった。最終ラインで取られてしまった、バタバタバタバタしてしまって、自分たちのペースが握れないまま来てしまった」
―好セーブを連発していたが?
「何本セーブをしても、4失点なんてありえない。ブラジル代表であっても、W杯で勝つためには少ない失点で止めないと意味がない。それだけが悔やまれます」
―得失点―3はそんなに悪くないのでは?
「そうやって切り替えて、次の試合に臨むためにも、4年前は12点を入れられているし、4年前と比べて、8点減ったのは、僕らも成長しているんじゃないかと思う。でも、次はポルトガルという、世界ランクでも4位、5位に入る相手だから。今日のようにやったら、また同じように負けてしまうので、絶対に次は勝たないといけない。またゼロからスタートして臨みたいと思います」
―1週間前はFKを決められて、今日は壁を増やしたが?
「前はセンターサークルの近くだったし、真ん中だったというのもあるので、2枚にしたいというのがあったので、2枚にしました。そこは監督の意見を通さないで、自分で。そこで失点しなかったので、何も言わせない。失点したら自分のせい。悪い方に行ったら僕の責任だし、それだけのポジションでもあるので。責任感のある」
―後半の立ち上がりは、どういう心情?
「自分たちのペースを、主導権を握ろうとして、前掛かりになったのもあると思うんですけど、何せ最終ラインでボールを取られたので」
―あの位置でのミスは、ここまでなかったが?
「ミゲルも言っていたんです。最終ラインでのミスは絶対にやってはいけないと。それをやってしまった。でも、やってしまったことは仕方がない。でも、2点目を入れられてから、その後の3点目はいらなかったし。誰でもミスがないかといえば、僕もミスをしたし、かばい合うのがチームだから。誰が悪いとかじゃない。責任感はあるだろうし、カバーできる能力もあるし、僕が良いセービングをすれば、失点を少なくて済んだかもしれない。悔やまれるけど、大会は始まったばかり。次に勝たないと、話にならない。勝つつもりでいたけど、世界で1位、2位の相手ですからね。ただやってやるという気持ちで臨んでいたし、僕らに、まだ足りない所があったんだなと気づかされた試合だったと思います」
●FP星翔太(バルドラール浦安)
―W杯、平常心で戦えましたか?
「変わらないですね。いつも通りに戦えました。ただ、サポーターのみなさんがタイなのにあれだけ多く来てくれたので、気持ちは高ぶりましたが、それ以外について本当にスムーズに入れました」
―本大会でブラジルとやってみて?
「親善試合と感じるものは変わっていないですし、相手が僕らに対して警戒するところを警戒してきたので。そこに対して工夫を加えられなかった試合だったと思います」
―具体的には?
「ファーストセットに関してはラファのところじゃないですか。基本的に穏座ボールの選手なので、前から来られたとき、後半の2失点がまさにそうですが、動きがなくなってきてしまうと、後ろで全員選手が固まってしまい、前のスペースに誰も抜けなくなるのは、失点の原因をつくったひとつの要因だと思う。逆に僕らも気を使って、そこをストロングポイントにすることができると思いますし、もう少し工夫しなければいけないと思いますし、本人も何か感じることがあると思うので、もう少しポルトガル戦が良くなると思います」
―パスコースをつくってあげたかった?
「パスコースはできているんですけど、そこをパスコースにすることができないというか、動くことができない。多くの選手たちがボールがないところで抜けて行ったと思うんです。フィクソの選手が抜けたり。ラファは、それができないんですよ」
―足下でもらいたがっていましたね。
「それが良い部分でもあり、それもできながら、切っていくこともできたらもっと良い選手になる。それを分かっているから、僕らもそこに対してブロックしに行ってあげたり、パスコースをつくるために、わざとスペースを空けてあげたりとかは、もう少しできたかなと思います。でも、ブラジルはそこを逆に分かっていたからこそ、食いついてきた」
―親善試合で逸見選手の対策を立てられた?
「もちろん。僕らもプレスを掛けられたときに裏に走ることが足りなかった。オン・ザ・ボールだけになって、全員がストップした。ミゲルも言っていましたが『ファーストの入りはみんな止まっていたよ。ボールを止めて、選手も止まってプレーしていることが多かった』と注意されましたが、試合の入りは良くなかった」
―逸見選手には抜けるように指示は?
「もちろん試合中も言っていますよ。でも、どうしてもまだ若いですし、経験が足りないので、そこは僕らが伝えていきたいと思いますし、自分も引っ張っていきたいので。そこはお互いに生かし、生かされ、っていうところがあるので。そこはうまくコミュニケーションを取っていきたいと思います」
―最後は傷を広げないように、あえて攻めに行かなかった?
「そういう部分もありました。相手が完全に引いてしまって、カウンター狙いが分かっていたので、そこを無理にこじ開けてっていうのは、真ん中にピヴォを置いてというのは難しいので。もうちょっとサイドで仕掛けながら、斜めのパスコースを探したり、早い展開を探したりしたんですけど。ただ、グループステージ突破を考えれば、ポルトガルですら、ブラジルに1-4以上で負ける可能性もありますから、この点差で終えるっていうことはミゲルの考え方でもありますし、僕らもある程度、考えながら、リスクを避けながら、ただリスクをある程度かけないといけないところは掛けようという考え方でした」
―後半のブラジルの入りはすごかった?
「あれぐらいで来るかなと思っていました。スペインでやっているメンバーがほとんどだったので。僕らもそこに対して落ち着いた対応ができたんですけど、攻撃に変化をつけられなかったことは、自分たちの足りなかった部分だなと思います。それが今後、上のレベルと差を縮めるところになってくると思う。ポルトガル戦まで2日しかありませんが、ポジティブに変えて行きたいと思います」
―ポルトガルは前から来ると思いますか?
「前から来ると思いますけど、来てくれた方が楽ですよね。ピッチも滑りますしね」
―逆に引かれると難しい?
「そうですね。前からのプレスを掛けられた方が、やりやすい。僕らのセットはラファの動きにすべてがかかってくる。ラファのところを切ってくれれば。そこのところを切って行ってくれれば、動きが出てくれればやりやすくなる。そこは現状でこれ以上どうこうなるものでもないので。そこを逆にストロングポイントにするには、僕らがもうちょっと…。その経験がある選手たちだと思うので」
―中2日しかないが?
「まぁまぁ、でも話せば分かる選手たちだし。もうやるしかないので。僕も今日はほぼシュートを打っていないので、ゴールを決めるという仕事を達成して、勝利をもたらしたいと思います」
●FP小宮山友祐(バルドラール浦安)
―こういう結果になったが?
「本当に悔しい結果になってしまいました。勝ち点を取りに行った試合だったので、勝ち点が取れなくて残念ですが、まだ先はあると思うので。負けてしまいましたが、大差で負けたわけではないので、次のポルトガル戦、リビア戦にグループステージ突破の可能性があるので、切り替えてやっていこうと思います」
―ポゼッションするという指示で、攻撃のアプローチが小さくなった?
「そうですね。前半は0-1で、最少失点で終えることができたのですが、後半は立ち上がりに2失点して、その辺から監督は『リスクをあまりかけるな』『ポゼッションの時間を長くして、ゲームを落ち着かせろ』というような話があったので。0-1で抑えられただけに、余分な失点はいらなかったですね。後半の立ち上がりに出ていた自分としては、ゲームを壊してしまったということで反省する部分はありますし、失点がなければ違うゲーム展開になったと思うので、そこは大きな反省点。すごく悔しいです」
―後半の立ち上がりがすべてだったかなと思うが?
「やっぱりポゼッションの時間を長くとれといわれたので、1パス、2パスで切ってしまうのはどうかなと思って、ポゼッションにこだわったことが裏目に出たのかなと思いました。ナーバスというか、慎重に入りたい思いはありました。0-1だけど点差は広げられたくない。広げられたくないけど、守っているダメ。ポゼッションを大事にしろという話をされていて、どうしてもポゼッションというと、つないで、つないでっていう意識がなかったかなと思います」
―木暮選手が裏に走ることを要求していたが?
「裏に行って、出すところないからって言われて。その次のプレーでやられた。でも、グレに足下に要求して、取られちゃったけど、オレももっと前に出ないといけなかった。難しかったですね。ファーストセットはそこまでフリーランする選手が少ないのでね」
―前回ブラジルと引き分けたことも、前掛かりになった要因?
「逆にミゲル監督が言っていたのは、(ブラジルは)食いついてくるから、そこをうまくワンツー利用したり、3人目の動きを利用したり、引きつけて出ろっていう話だったから。前半はブラジル相手に回されて、疲弊もしていたし、後半も同じようにやったら本当に苦しい試合になるとわかっていたので。ポゼッション。そのポゼッションの意味合いですよね。本当に危ない時は切ってもよかった。でも、オレもグレも、あそこは通ると思った。結果的にネトに突っつかれて、決められちゃったけど…」
―それはネトを褒めるべき?
「ネトの右足だからね。あれを左に持ち返られて、どうのこうのってやられたらオレらのせいかもしれないけど…。突っつかれて、右足だった。ネトもこぼれ球にすぐ反応した感じだと思うんですよね。そこはあのレベルでは足が出てくるんだなという感じだし、もっと早くにそれを感じないといけなかったかもしれない。でも、あそこ(でパス)を放棄していたら、全部切って、全部切って、全部切って、またすぐ相手ボールになって、もっと大差になっていたかもしれない。ただ、本当に貴重なタイムアウトを使ってしまったし、貴重なゲームの後半の立ち上がりでやってはいけないミスだった。オレも、逸見も、星も、川ちゃんも含めて、信頼されて立ち上がり出ているわけだから。そこは0-0で、前半と同じように0-0で進めることが求められていることと感じた。だから、本当に悔しい」
―精神的に大きかったですね。
「2点目もハンドっぽく手で触っていた。ああいうのは審判も見えないですからね。うまさなのか、なんなのか、わからないですけど…」
―切り替えてやる?
「3点差なら分からないので、切り替えて。まだまだ可能性があるので、切り替えてやっていきます」
―ポルトガル戦は?
「負けてしまったことはしょうがないので。前回大会は初戦でブラジルに負けて、チームがバラバラになりかけたので、同じ失敗しないように、みんなでコミュニケーションを取って、盛り上げて、次の試合に向かいたいと思います」
●FP稲葉洸太郎(バルドラール浦安)
―試合の感想は?
「悔しいです。この試合の結果だけ考えれば、本当に悔しい試合だったなと思います」
―1-4という結果は?
「4失点で済んだという部分もあるかもしれないし、そういう意味では4点で良かったという部分もあるんですが、もっともっと守れたと思いますし、もっともっとカウンターが上手くいけば、点も取れたかもしれない。そういう意味では引き分けとか、そういうところまで持ち込みたかったので、悔しかったなと。でも、入り方ももちろんそうですが、試合を通して悪い取られ方をすると、本当にすべて、かなりの決定機に持っていかれる。その精度は本当に、親善試合より高まっていたと思います」
―ブラジルも、そこに力を入れてきていた?
「後半の立ち上がりというよりは、前半も悪い取られ方でかなりピンチになっていましたし、そういうのが一個出てしまっただけだと思います」
―苦しい中、反撃のゴールを決めたが?
「あれは上手くいきました。前回チャンピオンのブラジルから公式戦で点を取れたのは、これから自分の自信にもなりますし、良かったなと思います。あの場面を切り取れば、手応えは得たのですが、反面、自分がもっとチャンスのところで点を決められたり、チャンスメークできたと思うので、そういうところは反省して次につなげたい」
―ドリブルで持っていましたね。
「かなり自分の中でシュートを打とうとしていたところを防がれて、防がれて、最終的には自分の得意な形に持って行けたので、自信を持ってうちました。あそこだけ切り取ったら、すごく良かったと。率直に。ブラジルから公式戦で点を取れたので、かなり嬉しかった。あとはその前、もうちょっとチャンスがあったので、自分が出てリズムを変えたいところもあった。リズムを変えて、攻めになって、チャンスになったときにちょっと精度が低かったのが自分の中ではあったので、そこはちょっと悔やまれますけど」
―逸見選手が突破して、フリーでパスを受けた。前が空いていたが?
「最初は前に行こうとしたんですが、うまくいかなくて。そのぶん、前に行こうとしたから、相手が縦を切ってきたので、中に行って、そこで打とうとしたら2人すべってきたので、やめて。2人すべったから、ラファがフリーだったから、ラファに出そうとしたら、もう1回、そこを切られて。それでやめて、ドリブルという。3、4個、あの場面を切り取ると一個ずつあるんです。それが一連していました」
―相当冷静だった?
「あの時間は結構、そういう感じでしたね。やっぱりブラジルだからって、わーってなっちゃう時期もあったので、それだけは絶対にイヤだなと思って、冷静に出来るように。チームがわーってなっている時も、自分がやらないといけないことをやりたいなと思っていました」
―シュートコースは狙い通り?
「あれは上を狙って、思いっきり打ちました」
―点を取った後の時間帯が、リズム、雰囲気が良かった?
「そうですね。あの時間は、ポゼッションを高めて、自分たちがボールを持って、DFで結構苦しむ時間が多かったので、まずは自分たちのリズムをつくろうということで、かなり動きまわって、逆に持つよりは、散らして動いて、っていうようなリズムづくりに徹した時間帯だった。ブラジルも勝っていたから来なかった部分もあると思いますが、その中でも良かったかなと思います」
―なかなか前に運べない時間もあった?
「そうですね。前にわざと運ばない時間もあったり、リズムをつくろうと。DFにずっと追われていた時間もあったので、まずはリズムをつくるためにボールを回して、いっぱい動いて、パスを、ボールを動かしてっていうところのリズムづくりをするって言う時間帯でもあったので。その中でももっともっとチャンスをつくれるようにしないといけなかったし、ポルトガル戦、リビア戦に向けてもっともっと修正していきたいです」
―次もポルトガル戦、大事になるが?
「今日、1-4で、自分の1点もそうだし、4点で防げたことも、3点差で終われたことも、それでよかったと思えるように、明日から前を向いて、次のポルトガル戦とリビア戦に向けて集中したい。グループステージ突破につながる点差だと思うので、そこはポジティブに捉えて、思いっきりチーム一丸でやっていきたい。チームはすごく雰囲気が良いので、それができると思っています」
(取材・文 河合拓)
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