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カズ初ゴールでフットサル日本代表がウクライナ代表に勝利!!

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[10.27 親善試合 フットサル日本代表 3-1 フットサル ウクライナ代表 旭川大雪アリーナ]

 フットサル日本代表は27日、旭川大雪アリーナでウクライナ代表との親善試合を行った。日本代表は2-1とリードした前半14分に、FP三浦知良(横浜FC)がフットサル日本代表初ゴールを決めて、3-1とリードして前半を折り返す。後半、なかなかシュートに持ち込めない苦しい時間帯が続くが、守備が崩れることはなく、前半のリードを守り抜き、3-1で勝利した。24日のブラジル戦における歴史的ドローに続き、欧州の強豪ウクライナを下した日本は、理想的な形で2つの親善試合を終えた。

 日本代表のスタメンは、24日のブラジル戦と同じメンバー。GK川原永光、FP小宮山友祐、FP星翔太、FP木暮賢一郎、FP逸見勝利ラファエルの5人となった。FP三浦知良はベンチスタートとなっており、ブラジル戦でベンチ入りしていたFP滝田学に代わり、FP仁部屋和弘がベンチ入りした。

 立ち上がり、積極的にプレスを掛けていく日本が試合の主導権を握る。前半2分には左サイドからFP木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)が折り返したボールを、FP星翔太が決めて1-0と先制する。前半3分にはセットを変えた日本、カズもピッチに入り、大歓声が起きた。徐々に日本のプレスに慣れてきたウクライナも前半8分に日本のミスを逃さず、速攻からFPセルギー・ジュルバが単独で抜け出す。GK川原永光(名古屋オーシャンズ)をかわしてゴール。1-1の振り出しに戻す。

 前半10分には左サイドで星のパスを受けた木暮が再び中央へ折り返す。そこにFP北原亘(名古屋オーシャンズ)が詰めて、2-1と再度リードした。そして、待望の瞬間は同14分に訪れる。左サイドからFP逸見勝利ラファエル(名古屋オーシャンズ)がシュートしたボールをGKが弾くと、そこに詰めていたカズがゴールにスライディングで流し込み、日本がリードを2点に広げた。

 前半19分にはウクライナもCKから決定機をつくる。中央のFPミハイロ・ロマノフが合わせるが、シュートは左に外れて行った。ここでミゲル監督は、すかさずタイムアウトを取り、選手を落ち着かせる。前半終了間際には、キックイン、CKと立て続けにウクライナがチャンスを迎えたが、日本は得点を許さずに前半を3-1とリードして折り返した。

 後半の立ち上がりはミスからピンチを招いた日本だが、ウクライナも要所でミスを犯して、流れをつかみきれない。ボールを奪う位置がより高い日本が試合の主導権を握るようになる。しかし、速攻からのチャンスを決めきれない。

 徐々にウクライナがボールを回す時間が増え、シュートに持ち込まれる。それでも、シュートが枠を逸れ、スコアは動かない。日本はなかなかシュートを打つことが出来ず、会場は重たい雰囲気になる。それでもFP村上哲哉(シュライカー大阪)、北原を中心に、体を張った守りを見せた日本は、ウクライナに得点を許さない。

 残り2分38秒からウクライナはFPデニスをGKにしたパワープレーに出てくる。何度か危ない場面を迎えた日本だが、最後までゴールを守り抜き、3-1で試合は終了。国内での親善試合を1勝1分けという理想的な形で終えたフットサル日本代表は、タイに渡り、11月1日に開幕するフットサルW杯へ向けて準備をする。日本は1日にブラジル、4日にポルトガル、7日にリビアと対戦する。

(取材・文 河合拓)

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