日本代表各カテゴリーの2013年スケジュールを発表
日本サッカー協会は19日、日本代表、U-17日本代表、なでしこジャパンなど各カテゴリーの2013年スケジュールを発表した。
日本代表の2013年初陣は2月6日のラトビア戦(ホームズ)。3月26日には、勝てば5大会連続のW杯出場が決まるW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(ヨルダン)を控えるが、その直前の3月22日にカタールで国際親善試合を行うことも決まった。
「ヨルダン戦で勝ち点3を取ればW杯出場が決まる。全力で準備したい」と話す原博実強化担当技術委員長は3月22日の国際親善試合について「僕の記憶が確かであればカタールはこの日にアジア杯予選が入っている。カタール以外の相手に来てもらって試合をする」と説明。カタール以外の中東国と対戦し、ヨルダン戦に向けた調整の場とするつもりだ。
さらに5月30日に豊田スタジアムでキリンチャレンジ杯を行うことも決定。対戦相手は調整中だ。その後、6月4日にW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(埼玉)、6月11日に同イラク戦(会場未定)を戦い、6月15日からはコンフェデレーションズ杯(ブラジル)に参加する。
コンフェデレーションズ杯の組み合わせは決定済みで、日本は6月15日にブラジル戦(ブラジリア)、6月19日にイタリア戦(レシフェ)、6月22日にメキシコ戦(ベロオリゾンテ)とグループリーグを戦い、2位以内に入れば準決勝進出が決まる。
その後は7月20～28日に韓国で開催される東アジア杯に出場。8月14日には宮城スタジアムでキリンチャレンジ杯を開催することも発表された。
アジア最終予選は各組上位2チームが本大会出場権を獲得し、各組3位チーム同士が9月6、10日にホーム&アウェーでアジア地区プレーオフを行い、その勝者が11月13、20日に行われる南米予選5位チームとの大陸間プレーオフに臨む。日本はB組を2位以内で突破すれば、この期間に強化試合を組むことが可能になる。
2013年秋の国際Aマッチウイークは9月6～10日、10月11～15日、11月15～19日に設定されており、すでにW杯出場権を獲得していれば、3か月連続で2試合ずつのマッチメイクが可能。原委員長は「W杯出場を早く決めて、ホームあるいはアウェーで強豪チームと試合ができるように調整したい」と青写真を描く。
9、10、11月と3回ある代表活動の機会のうち、ホームで何試合組み、アウェーで何試合組むかについては「監督と相談しながら準備している」と話すにとどまったが、「できればアウェーに行く機会を増やしたい。『強いチームとやりたい』と監督とも話している」と明かし、今年10月にフランス、ブラジルと対戦した欧州遠征のような機会を数多く設けたい考えだ。
日本女子代表(なでしこジャパン)は来年3月6～13日にポルトガルで開催されるアルガルベ杯に参加。同杯にはアメリカ、ドイツも出場する予定で、強豪国との対戦が実現する。
6月20日には佐賀・ベストアメニティスタジアムで国際親善試合を行うことが決まり、その後は欧州遠征で国際親善試合を2試合戦う。6月26日に1試合(相手未定)、6月29日にはドイツでドイツ女子代表と対戦する。
7月20～28日には男子のA代表同様、韓国で開催される東アジア杯に出場。さらに9月22日に長崎県立総合運動公園陸上競技場、9月26日にフクダ電子アリーナで国際親善試合を行うことも決定した。
ユース年代では来年10月に中国で開催される第6回東アジア競技大会に男子はU-20日本代表、女子はU-23日本女子代表が出場する。U-20日本代表は今秋のAFC U-19選手権で準々決勝敗退に終わり、来年のU-20W杯出場を逃したが、2016年のリオデジャネイロ五輪に向けて継続的に強化する方針。U-19日本代表も来年8月12～21日にスペインで開催されるアルクディア国際トーナメントに出場することが合わせて発表された。
U-17日本代表は来年10月17日から11月8日にUAEで開催されるU-17W杯に出場する。年明け早々の1月にはW杯の開催地であるUAEに遠征し、4か国トーナメントに参加。3月21～24日にはサニックス杯国際ユース大会(福岡)に出場し、3月下旬から4月上旬にかけては海外遠征も予定している。さらに7月13～15日には国際ユースサッカーin新潟に出場。8月にも海外遠征を行う予定だ。
U-17日本代表の吉武博文監督は「2012年はAFC U-16選手権を横綱相撲で勝ち抜くのが目標だった。優勝はできなかったが、世界大会の切符を得ることができた」とコメント。AFC U-16選手権決勝でPK戦の末、ウズベキスタンに敗れたことを悔やみながらも、来年秋のU-17W杯に向け、「96年生まれ以降の選手たち一人ひとりを作品に見立て、質の高い作品に仕上げたい。選手には『96展覧会』を開くつもりで、世界の舞台で試してほしい」と決意を語った。
2013年はU-18日本代表がAFC U-19選手権予選(10月26日～11月10日、開催地未定)、U-15日本代表がAFC U-16選手権予選(9月21日～10月6日、開催地未定)に臨む。それぞれ2015年のU-20W杯、U-17W杯を目指すチームの立ち上げとなり、原委員長は「U-15、U-18は来年がスタート。それぞれの監督も近々決まる」と明かした。
東アジア競技大会に出場するU-23日本女子代表は新設のカテゴリとなるが、上田栄治女子委員長は東アジア競技大会について「年齢制限のない大会。オーバーエイジを含めるかもしれない」と説明。若手中心のなでしこジャパンとも言えそうで、今夏に日本で開催されたU-20女子W杯で3位に輝き、初のメダルを獲得したU-20女子代表(ヤングなでしこ)のメンバーが中心になる可能性が高い。
そのほか、U-19日本女子代表はAFC U-19女子選手権(10月1～13日、開催地未定)、U-16日本女子代表はAFC U-16女子選手権(9月18～29日、中国)に出場。それぞれ2014年に開催されるU-20女子W杯、U-17女子W杯を目指す世代のチームとなる。
フットサル日本代表は来年5月中旬に国際親善試合を2試合行い、6月26日～7月6日に韓国で開催される第4回アジアインドア&マーシャルアーツゲームスに出場。ビーチサッカー日本代表は来年1月21～26日にカタールで開催されるビーチサッカーW杯アジア予選に参加。ビーチサッカーW杯は9月18～28日にタヒチで開催される。
【2013日本代表スケジュール】
▼日本代表
[キリンチャレンジ杯]
2.6 vsラトビア(ホームズ)
[国際親善試合]
3.22vs未定(カタール)
[W杯アジア最終予選]
3.26vsヨルダン(ヨルダン)
[キリンチャレンジ杯]
5.30vs未定(豊田ス)
[W杯アジア最終予選]
6.4 vsオーストラリア(埼玉)
6.11vsイラク(未定)
[コンフェデレーションズ杯]
6.15vsブラジル(ブラジリア)
6.19vsイタリア(レシフェ)
6.22vsメキシコ(ベロオリゾンテ)
[東アジア杯]
(7.20-28、韓国)
[キリンチャレンジ杯]
8.14vs未定(宮城ス)
[国際Aマッチウィーク]
(9.6-10)
(10.11-15)
(11.15-19)
▼U-20日本代表
[東アジア競技大会]
(10.6-14、中国)
▼U-19日本代表
[アルクディア国際トーナメント]
(8.12-21、スペイン)
▼U-18日本代表
[SBS杯国際ユース]
(8.15-18、静岡)
[AFC U-19選手権予選]
(10.26-11.10、未定)
▼U-17日本代表
[4か国トーナメント]
(1.4-8、UAE)
[サニックス杯国際ユース]
(3.21-24、福岡)
[海外遠征]
(3月下旬-4月上旬、未定)
[国際ユースin新潟]
(7月13-15、新潟)
[海外遠征]
(8月、未定)
[U-17W杯]
(10.17-11.8、UAE)
▼U-16日本代表
[デレナツィオーニトーナメント]
(5.1-5、イタリア)
▼U-15日本代表
[AFC U-16選手権予選]
(9.21-10.6、未定)
▼なでしこジャパン
[アルガルベ杯]
(3.6-13、ポルトガル)
[国際親善試合]
6.20vs未定(ベアスタ)
[欧州遠征]
6.26vs未定(未定)
6.29vsドイツ(ドイツ)
[東アジア杯]
(7.20-28、韓国)
[国際親善試合]
9.22vs未定(長崎県)
9.26vs未定(フクアリ)
▼U-23日本女子代表
[東アジア競技大会]
(10.7-11、中国)
▼U-19日本女子代表
[AFC U-19女子選手権]
(10.1-13、未定)
▼U-16日本女子代表
[AFC U-16女子選手権]
(9.18-29、中国)
▼フットサル日本代表
[国際親善試合]
5月中旬vs未定(代々木第1)
5月中旬vs未定(未定)
[アジアインドア&マーシャルアーツゲームス]
(6.26-7.6、韓国)
▼ビーチサッカー日本代表
[W杯アジア予選]
(1.21-26、カタール)
[ビーチサッカーW杯]
(9.18-28、タヒチ)
(取材・文 西山紘平)
▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集
日本代表の2013年初陣は2月6日のラトビア戦(ホームズ)。3月26日には、勝てば5大会連続のW杯出場が決まるW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(ヨルダン)を控えるが、その直前の3月22日にカタールで国際親善試合を行うことも決まった。
「ヨルダン戦で勝ち点3を取ればW杯出場が決まる。全力で準備したい」と話す原博実強化担当技術委員長は3月22日の国際親善試合について「僕の記憶が確かであればカタールはこの日にアジア杯予選が入っている。カタール以外の相手に来てもらって試合をする」と説明。カタール以外の中東国と対戦し、ヨルダン戦に向けた調整の場とするつもりだ。
さらに5月30日に豊田スタジアムでキリンチャレンジ杯を行うことも決定。対戦相手は調整中だ。その後、6月4日にW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(埼玉)、6月11日に同イラク戦(会場未定)を戦い、6月15日からはコンフェデレーションズ杯(ブラジル)に参加する。
コンフェデレーションズ杯の組み合わせは決定済みで、日本は6月15日にブラジル戦(ブラジリア)、6月19日にイタリア戦(レシフェ)、6月22日にメキシコ戦(ベロオリゾンテ)とグループリーグを戦い、2位以内に入れば準決勝進出が決まる。
その後は7月20～28日に韓国で開催される東アジア杯に出場。8月14日には宮城スタジアムでキリンチャレンジ杯を開催することも発表された。
アジア最終予選は各組上位2チームが本大会出場権を獲得し、各組3位チーム同士が9月6、10日にホーム&アウェーでアジア地区プレーオフを行い、その勝者が11月13、20日に行われる南米予選5位チームとの大陸間プレーオフに臨む。日本はB組を2位以内で突破すれば、この期間に強化試合を組むことが可能になる。
2013年秋の国際Aマッチウイークは9月6～10日、10月11～15日、11月15～19日に設定されており、すでにW杯出場権を獲得していれば、3か月連続で2試合ずつのマッチメイクが可能。原委員長は「W杯出場を早く決めて、ホームあるいはアウェーで強豪チームと試合ができるように調整したい」と青写真を描く。
9、10、11月と3回ある代表活動の機会のうち、ホームで何試合組み、アウェーで何試合組むかについては「監督と相談しながら準備している」と話すにとどまったが、「できればアウェーに行く機会を増やしたい。『強いチームとやりたい』と監督とも話している」と明かし、今年10月にフランス、ブラジルと対戦した欧州遠征のような機会を数多く設けたい考えだ。
日本女子代表(なでしこジャパン)は来年3月6～13日にポルトガルで開催されるアルガルベ杯に参加。同杯にはアメリカ、ドイツも出場する予定で、強豪国との対戦が実現する。
6月20日には佐賀・ベストアメニティスタジアムで国際親善試合を行うことが決まり、その後は欧州遠征で国際親善試合を2試合戦う。6月26日に1試合(相手未定)、6月29日にはドイツでドイツ女子代表と対戦する。
7月20～28日には男子のA代表同様、韓国で開催される東アジア杯に出場。さらに9月22日に長崎県立総合運動公園陸上競技場、9月26日にフクダ電子アリーナで国際親善試合を行うことも決定した。
ユース年代では来年10月に中国で開催される第6回東アジア競技大会に男子はU-20日本代表、女子はU-23日本女子代表が出場する。U-20日本代表は今秋のAFC U-19選手権で準々決勝敗退に終わり、来年のU-20W杯出場を逃したが、2016年のリオデジャネイロ五輪に向けて継続的に強化する方針。U-19日本代表も来年8月12～21日にスペインで開催されるアルクディア国際トーナメントに出場することが合わせて発表された。
U-17日本代表は来年10月17日から11月8日にUAEで開催されるU-17W杯に出場する。年明け早々の1月にはW杯の開催地であるUAEに遠征し、4か国トーナメントに参加。3月21～24日にはサニックス杯国際ユース大会(福岡)に出場し、3月下旬から4月上旬にかけては海外遠征も予定している。さらに7月13～15日には国際ユースサッカーin新潟に出場。8月にも海外遠征を行う予定だ。
U-17日本代表の吉武博文監督は「2012年はAFC U-16選手権を横綱相撲で勝ち抜くのが目標だった。優勝はできなかったが、世界大会の切符を得ることができた」とコメント。AFC U-16選手権決勝でPK戦の末、ウズベキスタンに敗れたことを悔やみながらも、来年秋のU-17W杯に向け、「96年生まれ以降の選手たち一人ひとりを作品に見立て、質の高い作品に仕上げたい。選手には『96展覧会』を開くつもりで、世界の舞台で試してほしい」と決意を語った。
2013年はU-18日本代表がAFC U-19選手権予選(10月26日～11月10日、開催地未定)、U-15日本代表がAFC U-16選手権予選(9月21日～10月6日、開催地未定)に臨む。それぞれ2015年のU-20W杯、U-17W杯を目指すチームの立ち上げとなり、原委員長は「U-15、U-18は来年がスタート。それぞれの監督も近々決まる」と明かした。
東アジア競技大会に出場するU-23日本女子代表は新設のカテゴリとなるが、上田栄治女子委員長は東アジア競技大会について「年齢制限のない大会。オーバーエイジを含めるかもしれない」と説明。若手中心のなでしこジャパンとも言えそうで、今夏に日本で開催されたU-20女子W杯で3位に輝き、初のメダルを獲得したU-20女子代表(ヤングなでしこ)のメンバーが中心になる可能性が高い。
そのほか、U-19日本女子代表はAFC U-19女子選手権(10月1～13日、開催地未定)、U-16日本女子代表はAFC U-16女子選手権(9月18～29日、中国)に出場。それぞれ2014年に開催されるU-20女子W杯、U-17女子W杯を目指す世代のチームとなる。
フットサル日本代表は来年5月中旬に国際親善試合を2試合行い、6月26日～7月6日に韓国で開催される第4回アジアインドア&マーシャルアーツゲームスに出場。ビーチサッカー日本代表は来年1月21～26日にカタールで開催されるビーチサッカーW杯アジア予選に参加。ビーチサッカーW杯は9月18～28日にタヒチで開催される。
【2013日本代表スケジュール】
▼日本代表
[キリンチャレンジ杯]
2.6 vsラトビア(ホームズ)
[国際親善試合]
3.22vs未定(カタール)
[W杯アジア最終予選]
3.26vsヨルダン(ヨルダン)
[キリンチャレンジ杯]
5.30vs未定(豊田ス)
[W杯アジア最終予選]
6.4 vsオーストラリア(埼玉)
6.11vsイラク(未定)
[コンフェデレーションズ杯]
6.15vsブラジル(ブラジリア)
6.19vsイタリア(レシフェ)
6.22vsメキシコ(ベロオリゾンテ)
[東アジア杯]
(7.20-28、韓国)
[キリンチャレンジ杯]
8.14vs未定(宮城ス)
[国際Aマッチウィーク]
(9.6-10)
(10.11-15)
(11.15-19)
▼U-20日本代表
[東アジア競技大会]
(10.6-14、中国)
▼U-19日本代表
[アルクディア国際トーナメント]
(8.12-21、スペイン)
▼U-18日本代表
[SBS杯国際ユース]
(8.15-18、静岡)
[AFC U-19選手権予選]
(10.26-11.10、未定)
▼U-17日本代表
[4か国トーナメント]
(1.4-8、UAE)
[サニックス杯国際ユース]
(3.21-24、福岡)
[海外遠征]
(3月下旬-4月上旬、未定)
[国際ユースin新潟]
(7月13-15、新潟)
[海外遠征]
(8月、未定)
[U-17W杯]
(10.17-11.8、UAE)
▼U-16日本代表
[デレナツィオーニトーナメント]
(5.1-5、イタリア)
▼U-15日本代表
[AFC U-16選手権予選]
(9.21-10.6、未定)
▼なでしこジャパン
[アルガルベ杯]
(3.6-13、ポルトガル)
[国際親善試合]
6.20vs未定(ベアスタ)
[欧州遠征]
6.26vs未定(未定)
6.29vsドイツ(ドイツ)
[東アジア杯]
(7.20-28、韓国)
[国際親善試合]
9.22vs未定(長崎県)
9.26vs未定(フクアリ)
▼U-23日本女子代表
[東アジア競技大会]
(10.7-11、中国)
▼U-19日本女子代表
[AFC U-19女子選手権]
(10.1-13、未定)
▼U-16日本女子代表
[AFC U-16女子選手権]
(9.18-29、中国)
▼フットサル日本代表
[国際親善試合]
5月中旬vs未定(代々木第1)
5月中旬vs未定(未定)
[アジアインドア&マーシャルアーツゲームス]
(6.26-7.6、韓国)
▼ビーチサッカー日本代表
[W杯アジア予選]
(1.21-26、カタール)
[ビーチサッカーW杯]
(9.18-28、タヒチ)
(取材・文 西山紘平)
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