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体罰問題、ザックも「NO!」

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 女子柔道の体罰問題に関し、サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が言及した。

「新聞で読んだ情報しかないが」と前置きしたうえで、「イタリアでは起きにくいこの状態に驚きが大きいし、こういうことがあるのは非常に残念」と言葉を選びながらコメント。「指導者の重要な役割として、アスリートを成長させるということがあるが、それを達成するのに暴力は必要ではない。サッカーでも時に監督が怒ることはあるし、感情をあらわにすることもあるが、選手に体罰を与えることには直結しない」と語り、“体罰はダメ”と断じた。

「まれなケースが表に出てきただけと思いたいし、今後このようなことが起こらないことを祈りたい」

 選手とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を重んじる対話派のザックだけに、心を痛めているようだった。

(取材・文 矢内由美子)

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