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子供たちから「パワーもらった」清武、W杯予選へ「ゴールにつながるプレーを」

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 ニュルンベルクの日本代表FW清武弘嗣が25日、大阪府堺市のJ-GREEN堺で「ANA PRESENTS 清武弘嗣ファミリーサッカースクール」を開き、約2時間にわたって子供たちと一緒にミニゲームなどを楽しんだ。

 明日26日から始まる日本代表合宿を前に「すごく楽しかったし、(W杯アジア最終予選の)オーストラリア戦の前にみんなからパワーをもらった」と笑顔で話した。ブンデスリーガのラスト2試合は右ふくらはぎ打撲の影響で欠場したが、「見てもらって分かるとおり、全然問題ない。最終節は無理を言って休ませてもらった。2週間休んで、(帰国後の)5日間で上げて、疲れもないし、コンディションはいい」と強調。「明日からしっかり合流したい」と、合宿初日からフルメニューをこなすつもりだ。

 海外挑戦初のシーズンとなった今季は31試合に出場し、4得点10アシストを記録。地元メディアではファンの選ぶチーム年間MVPにも選出された。移籍1年目でチームの中核を担った清武だが、「得点は少なかったし、アシストもセットプレーが多くて、流れの中からは少なかった。もっともっとやらないといけない」と貪欲に話す。

「違う国に行って、生活して、本当にいろんなことが違ったし、気持ちの部分はちょっとは成長したかなと思う。何にも動じなくなったというか、気持ちのブレがなくなって、いいときも悪いときも一定の気持ちでできるようになった」と、特に精神面での成長を感じているようだ。

 日本代表は30日のブルガリア戦(豊田ス)をへて、6月4日にW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(埼玉)を控える。大分時代のチームメイトで、昨年のロンドン五輪でも一緒に戦ったFW東慶悟(F東京)の初選出に「A代表で一緒にプレーできるのはうれしいし、楽しみにしている」と喜んだ清武。引き分け以上で5大会連続のW杯出場が決まるオーストラリア戦へ「日本で決めるチャンスだし、引き分けではなく、勝って喜びたい。(登録が)MFではなくFWなので、ゴールにつながるプレーを求められていると思う」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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