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初優勝へ一丸となるザックジャパン、工藤「自分がベンチでも…」

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 個人のアピールよりもチームの結果を求める。21日の中国戦(3-3)、25日のオーストラリア戦(3-2)と先発総入れ替えで2試合を戦い、1勝1分の勝ち点4で首位に立った日本代表。中国戦ではFW柿谷曜一朗(C大阪)、FW工藤壮人(柏)、オーストラリア戦ではFW齋藤学(横浜FM)、FW大迫勇也(鹿島)がそれぞれ代表初ゴールを決めるなど、攻撃陣がしっかりと結果を残している。

 海外組の招集が見送られた東アジア杯は国内組、特に初選出組にとっては代表生き残りを懸けたアピールの場。しかし、選手が個人プレーに走ることなく、チームとしての連動性を高め、コンセプトを忠実にこなしたうえで持ち味を発揮することで2試合連続の3ゴールにつながっている。

 28日の韓国戦は再び先発を大きく入れ替え、中国戦に先発したメンバーが中心となる可能性が高い。中国戦に先発し、オーストラリア戦も途中出場した工藤は「残り1試合。だれが出ても、自分がベンチスタートでも、チームが勝つためにやりたい」と、フォアザチームを貫く。

「優勝を狙って来ているし、個人的な結果を残して終わりではない。アジアで一番にならないといけない責任もある。最後勝って、しっかり終わりたい。この大会に集中しているし、(来年のブラジルW杯に向けた)最後のメンバーに食い込んでいくかどうかより、この大会で結果を残していきたい」。頭にあるのはチームの勝利だけ。東アジア杯初優勝へ、チームは一丸となっている。

(取材・文 西山紘平)

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