beacon

大量失点の敗戦に唇を噛むMF香川「すごく申し訳ない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.14 キリンチャレンジン杯 日本2-4ウルグアイ 宮城ス]

 2年前の大震災以来、初めて東北地方で行われた日本代表戦。高校時代を宮城で過ごしたMF香川真司(マンチェスター・U)にとっては、特別に気持ちの入る一戦だった。しかし、日本は前半からウルグアイの高い個人の能力に苦しめられる。FWディエゴ・フォルランに2点を決められると、後半8分にもFWルイス・スアレスに3点目を決められた。

 後半9分には香川も意地を見せる。MF本田圭佑(CSKAモスクワ)のループパスを受けると、無人のゴールにボールを流し込んだ。しかし、その後も日本は失点をしてしまい、本田のFKで再び2点差とするのが精いっぱいだった。

 試合後、スアレスとのユニフォーム交換に応じた香川は、第一声で「たくさんのサポーターが入ってくれた中で、こういう結果っていうのはすごく申し訳ないです」と、大観衆に敗戦を詫びた。

 後半には日本が攻め込む時間をつくり、2点を挙げたことを指摘されると「あの時間帯に2点取れたことはすごく良かったですが」と言い、「結果として4点取られているっていうのは、コンフェデレーションズ杯を通じて、まだまだ課題を克服できていない。しっかりと次の試合からでも、1試合でも(早く)良くなっていけるようにやっていきたいです」と、反省した。

 やはり、失点数が多いことは気になっているようだ。ウルグアイとの差は、どこにあるのかと聞かれると「やっぱりまだまだ個の力でも、前半もやられましたし。そういうところを食い止めないと戦っていけないと思います」と、我慢の時間帯に強烈な相手の攻撃陣を抑えきれなかった守備力をチームの課題に挙げた。

 最後に香川は悔しさをかみ殺しながら、「W杯まで、あと1年なのでね。今日は負けてしまったけれど、次の試合に向けて、一つでも勝ち続けていけるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」と、サポーターに更なる応援を呼びかけた。

TOP