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昨年7月にベラルーシと対戦している清武「引いた相手に多くのイメージを持って崩したい」

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 11日のセルビア戦(0-2)の後半23分、1点を追う状況でピッチに立つと、MF本田圭佑とのコンビネーションで右サイドから立て続けにチャンスをつくったMF清武弘嗣(ニュルンベルク)。「負けはしたけれど、いいところもたくさんあった。ただ、途中から出た選手は流れを変える必要があるし、流れを変えられたとしてもゴールにつなげなければいけない」と、反省しながら試合を振り返った。

 15日に対戦するベラルーシ代表メンバーには、オーバーエイジでロンドン五輪に出場したFWセルゲイ・コルニレンコ、MFレナン・ブレッサンら、昨年7月18日にU-23日本代表で戦った当時のU-23ベラルーシ代表メンバー6人が含まれている。ロンドン五輪前の強化試合とフル代表の国際Aマッチという違いはあるが、「ベラルーシはちょっと引いて守るイメージ。DFは堅いイメージ」(清武)というベースに変化はないはず。「そこをどうやって崩すか。たくさんイメージを持ってやっていきたい。1戦目(セルビア戦)であったいいところをベラルーシ戦でも出せればいいなと思っている」と話した。

 ブンデスリーガでプレーするようになって1年余りがたち、もはや欧州での生活やプレーが自身のベースとなった。12日まで滞在していたセルビアと比べると気温が10度ほど低いが、「ヨーロッパなので時差もないし、全然大丈夫」とさらりと言う。

「日本代表にとってはアウェーで戦う貴重な機会。これを大切にしたい」。途中出場でも先発でも結果を出そうという意気込みが伝わった。

(取材・文 矢内由美子)

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