キプロス戦で実戦復帰の内田「リバウンドも想定内」
日本代表DF内田篤人(シャルケ)が31日(日本時間6月1日未明)、アメリカ・フロリダ州クリアウオーターのチーム宿舎で報道陣の取材に応じた。
27日のキプロス戦(1-0)で、右太腿裏を肉離れした2月9日のハノーファー戦以来となる復帰を果たした。約3か月半ぶりの実戦は前半45分間のプレーだったが、気になるリバウンドについて「ケガをした部分はいいけど、どうしてもかばってしまうので、違う個所に負担がかかって、リバウンドが来る」と説明。「でも、ある程度のことは覚悟していたし、ケガから復帰したらよくあること。想定内」と強調した。
「再発せずにできたのは第一歩」と、まずは胸をなで下ろす内田。前日30日にはフロリダ入り後の初練習も行い、「非公開だけど、いい練習ができている。そういう中で恐怖心も消えるし、体もできていく」と、一歩ずつ完全復活までの階段を上っていくつもりだ。
キプロス戦では、前半終了間際の43分に相手PA内まで進入し、こぼれ球を押し込んで先制点を奪った。故障からの復帰を支えてくれた早川直樹コンディショニングコーチ、前田弘トレーナー、池田浩ドクターへの感謝を込めた復活ゴールだった。
「時間も少なかったし、点を取ってベンチに行こうと思っていたから。ある意味、点を取りに行った」。チームのバランスやリスクを度外視した攻撃参加。そういったシーンは、1点を争うブラジルW杯本番でも訪れるのだろうか。
「W杯の試合は堅いからね。チャンピオンズリーグより」。親善試合とは違い、より堅実なプレーが求められることを理解している内田は、キプロス戦の再現には否定的だ。「チャンピオンズリーグのほうが派手さがないですか? 自由だし、夢があるし。W杯もあるか」。そう言って報道陣を笑わせた。
(取材・文 西山紘平)
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2014W杯ブラジル大会特設ページ
27日のキプロス戦(1-0)で、右太腿裏を肉離れした2月9日のハノーファー戦以来となる復帰を果たした。約3か月半ぶりの実戦は前半45分間のプレーだったが、気になるリバウンドについて「ケガをした部分はいいけど、どうしてもかばってしまうので、違う個所に負担がかかって、リバウンドが来る」と説明。「でも、ある程度のことは覚悟していたし、ケガから復帰したらよくあること。想定内」と強調した。
「再発せずにできたのは第一歩」と、まずは胸をなで下ろす内田。前日30日にはフロリダ入り後の初練習も行い、「非公開だけど、いい練習ができている。そういう中で恐怖心も消えるし、体もできていく」と、一歩ずつ完全復活までの階段を上っていくつもりだ。
キプロス戦では、前半終了間際の43分に相手PA内まで進入し、こぼれ球を押し込んで先制点を奪った。故障からの復帰を支えてくれた早川直樹コンディショニングコーチ、前田弘トレーナー、池田浩ドクターへの感謝を込めた復活ゴールだった。
「時間も少なかったし、点を取ってベンチに行こうと思っていたから。ある意味、点を取りに行った」。チームのバランスやリスクを度外視した攻撃参加。そういったシーンは、1点を争うブラジルW杯本番でも訪れるのだろうか。
「W杯の試合は堅いからね。チャンピオンズリーグより」。親善試合とは違い、より堅実なプレーが求められることを理解している内田は、キプロス戦の再現には否定的だ。「チャンピオンズリーグのほうが派手さがないですか? 自由だし、夢があるし。W杯もあるか」。そう言って報道陣を笑わせた。
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