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FW岡崎、今大会初得点もGL敗退に「今は何も考えられない」

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[6.24 ブラジルW杯C組 日本1-4コロンビア クイアバ]

 1点のリードを許したまま前半が終わろうかという瞬間、背番号9が日本代表に勇気をもたらす1点を叩き込んだ。前半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けたMF本田圭佑が中央に運びながらゴール前を伺い、左足で鋭いクロスを送る。岡崎慎司はDFカルロス・バルデスを背負っていたが、体を投げ出してヘディングでボールを捉えた。

 2試合を終えてシュートゼロ。所属するマインツでゴールを量産してシーズン15得点を記録し、欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を塗り替えた。ブラジルW杯での爆発が期待されたが、ここまでは不完全燃焼。そして、「ここまでの2試合、自分の一番の武器であるがむしゃらさが出ていない」とコロンビア戦前に語っていた男は、自身の18番とも言える気持ちの入ったダイビングヘッドで同点ゴールを叩き込んだ。

 しかし、後半10分に勝ち越しゴールを許すと自身は同24分にピッチを後に。チームメイトにすべてを託したが、その後2点を失った日本は1-4で敗れ、グループリーグ敗退が決まった。

 試合後にインタビューに答えた岡崎は「今は何も考えられない。これが自分たちの実力だと思うしかない。自分が何もできなかったことにガッカリしているし、自分に責任があると思います」と話すと、「結果的に勝てれば(決勝トーナメントに)行けていたので、本当に勝ちたかった。チームとしても前から点を取りに行っていたので、こういう形で負けたことに関しても自分たちの実力のなさを悔しく思う」と悔しさを口にした。

 そして、今大会初ゴールを奪いながらも「大舞台で結果を残せなかったのは、まだまだ自分たちが甘いなと感じた。個人の力がなかったと思うけど、(今後)自分自身が何をやればいいのか今は分からない」と話し、「たくさんの人が応援してくれたと思うし、スタジアムにもたくさんの人が来てくれた。その人たちの期待に、信じてくれた気持ちに応えられることができなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」と大会を振り返った。


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