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久保の招集問題、結論は先送りに…霜田ND「1日がギリギリのライン」

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 ヤングボーイズFW久保裕也のリオデジャネイロ五輪招集問題の結論は、ブラジル時間の8月1日に先送りになった。

 リオデジャネイロ五輪日本代表に選出されていた久保は、26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦シャフタール戦後に五輪代表に合流予定だった。しかし、同試合でFWアレクサンデル・ゲルントが左ヒザを負傷したため、クラブが急きょ久保の派遣見送りを発表。これを受けて、27日朝、霜田正浩ナショナルチームダイレクター(ND)が交渉のため、ブラジルからスイスに向かった。

 ヤングボーイズのGMとミーティングを行った霜田NDはスイスからブラジルに戻った29日に「条件次第で招集に協力するというところまで差し戻しをしてもらうことができた。できるだけ協力をお願いできないかという話をして、久保が五輪に出る可能性が少しだけ復活した状況」と語っていた。

 ヤングボーイズは30日にリーグ戦第2節ルガーノ戦を行い(●1-2)、久保は後半21分まで出場。試合の結果、チーム事情、ケガ人の状況などを考慮して31日に再度話し合いが行われ、久保の派遣の可否が決まるはずだった。

 しかし、31日に取材に応じた霜田NDは「ヤングボーイズが(第2節で)負けてしまったためチームがオフとなり、クラブ内での調整が思うように進まなかったようだ。(ブラジル時間の)8月1日の朝6時までに連絡がきて、12時までにJFA側で検討して結論を出すことになった」と説明。そして、「(初戦ナイジェリア戦の)24時間前までに差し替えを完了しなければならないこともあり、1日がギリギリのライン」と1日に何かしらの決断を下すと話した。

(取材・文 折戸岳彦)

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