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久保のゴールに刺激 MF南野、五輪初戦に向け「スイッチは入っている」

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 すでにスイッチは入っている。翌日に初戦ナイジェリア戦を迎えるリオデジャネイロ五輪日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は「明日、しっかり結果を出したい」と意気込みを示した。

 試合前日練習は冒頭15分のみの公開となり、ランニング、ボール回しをこなした後に非公開練習となった。前々日の練習では4-3-3のフォーメーション練習をこなし、手倉森誠監督も「一戦目の入りはあれでいきます」と語ったように、ナイジェリア戦は同システムで臨むことになりそうで、南野は右ウイングでの出場が濃厚だ。

 試合を翌日に控え、「いよいよ明日、大事な試合がある。気持ちとしては本番モード、スイッチは入っています」と静かに闘志を燃やす。試合会場となるアマゾニア・アリーナの芝の状態も確認し、「思ったよりもメッチャ良いピッチ。申し分ないですね」と語った。

 同じく海外組のFW久保裕也(ヤングボーイズ)はチーム事情により、五輪出場が叶わなくなった。しかし、出場断念が発表された直後の欧州CL3回戦第2戦で2ゴールを叩き込む活躍を披露。たくましい姿に、南野も刺激を受けたようだ。

「久保くんが結果を残しているというのは僕たちにも刺激になるし、僕たちも五輪でしっかり結果を残し、久保くんに良い報告ができるように頑張りたい」

 久保に良い報告をするためにも、ナイジェリア戦で勝利を収めて好スタートを切りたいところ。「チームの結果が大事。だけど、その中で攻撃の選手としてゴールやアシストという結果を残したい」と自らの力を世界に証明し、チームに勝利をもたらそうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)

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