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代表合宿2日目にアクシデント…乾が右足首痛再発で練習切り上げ

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右足首を痛め、練習を途中で切り上げるFW乾貴士

 6月7日のキリンチャレンジ杯・シリア戦(味スタ)、同13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に向けた日本代表合宿は29日、千葉県内で午前と午後の2部練習を行った。

 合宿2日目のこの日はFW大迫勇也(ケルン)が合流。前日28日から参加するFW岡崎慎司(レスター・シティ)、FW久保裕也(ゲント)、FW乾貴士(エイバル)、FW浅野拓磨(シュツットガルト)、MF加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、GK川島永嗣(メス)にバックアップメンバーのFW宇佐美貴史(アウクスブルク)も含めた計11人で調整した。

 21日のリーガ・エスパニョーラ最終節で2点目のハーフボレーを決めた際に右足首を捻挫した乾はランニング中心の午前練習もフルに消化。ボールを使った午後練習もチームメイトとともに汗を流していたが、4対1のパス回しでアクシデントが起きた。

 突然、右足を引きずる素振りを見せ、練習の輪を離れた乾はピッチに座り込み、右足首の状態を確認。その後、ハリルホジッチ監督が心配そうに近づくと、そのまま練習を途中で切り上げ、ランニングでクールダウンしてピッチをあとにした。

 25日のメンバー発表会見で「もしできないのであれば他の選手を呼ぶだけ」と、ケガの状況によってはメンバーの入れ替えも示唆していたハリルホジッチ監督は有事に備え、バックアップメンバーの宇佐美も合宿に参加させている。乾自身は前日28日の練習後、「問題なくできているし、多少痛くてもやるだけ」と話していたが、合宿2日目で痛いアクシデントとなった。

 代表関係者は「昨日も今日の午前練習もランニング中心だったが、ターンや対人練習をやって痛みが出たようだ」と説明。早急なメンバー入れ替えは否定したが、その状態によってはチーム離脱の判断を下さざるを得ないことにもなりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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